少子化が止まらない日本で、将来を危ぶむ声をよく聞きますが、
時代精神というものがあり、
その時代なりに、必要な人材は、必ず出てきます。
これは、天の摂理。
さて、渋沢栄一が自らを戒めるのに活用した中国の古典。
その、書経の中の言葉。
・寛容でありながら、厳しい一面がある。
・柔和でありながら、芯が通っている。
・慎重でありながら、物事の処理が機敏。
・有能でありながら、相手を見下さない。
・従順でありながら、意思が強い。
・直情でありながら、心は温かい。
・大まかでありながら、筋は通す。
・決断力に富みながら、思慮深い。
・行動力がありながら、善悪のけじめはわきまえている。
うーん、 慎重でありながら機敏、というところは、
司馬仲達を連想させます。
有能でありながら相手を見下さない、とか、
従順でありながら意志が強い、とか、
本当にそのようにありたいと思うものばかり。
このように、対極を両立させる道を、
自ら歩んだのが、渋沢栄一。
僕も、同じ埼玉県人として、
その筋の通った生き方を、
大いに参考にしています。
斎藤一人さんは、「威張っちゃいけない なめられてはいけない」と言っていますね。