ブログパトロールをしていると、ときどき、せっかく自由を手に入れたのに、つまらん理由で悩んでいる人を見かけます。

これは、男性に顕著なのですが、いわゆる、不審者疑惑に悩む、というやつ。

それなりの資産もあり、悠々自適のリタイア生活なのに、

昼間から働いていない自分はどう思われているのだろうとの懸念。

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で、以下は、田中さんと青野さんの対話より。


田中 例えば、男性学で「平日昼間問題」というものがあるんですよね。これがなにかというと、平日の昼間に大学卒業以降、定年退職前までの男性が街をうろうろしてるとそれだけで怪しいと思われちゃう。
どういうことかと考えると、例えば、僕と青野さんは40歳過ぎですけど、40歳過ぎの女性が3歳ぐらいのワンワン泣いてる子供の手を街で引っ張って
「早くこっち来なさい」って言っていたら、「子育て大変なんだな」で済みますよね。

青野 そうですね。自然な風景ですよね。

田中 そうですよね。でも、40過ぎのおじさんがワンワン泣いていている3歳ぐらいの子供に対して、「早くこっちに来なさい」って言っていたら、下手したら通報されますよ。



うーん、 40代の中年無職、というのは、確かに微妙ですねえ。

自意識過剰な人だと、人の目が気になって外を歩きづらいかも。

まあしかしそれは、地方都市というか、郊外での話だと思いますよ。

東京だったら、そういう人はごまんといますから問題にすらされません。

そういう意味では、都会は、独り者には暮らしやすいのかもしれません。

家賃の高さを別にすれば、ね。


その点、僕のようなトカイナカに住む場合でも、

60歳を過ぎていれば、

平日の昼間にぶらぶらしていても、

不審には思われません。



そんなところも、

60を過ぎてからのアドバンテージだと

思っています。