今日は、国際女性デーなので、それについて少し。
男女平等の度合いを示す指標の一つが、収入格差。
調べてみると、1975年ごろは、女性は男性の6割の収入でした。
それが、2018年には、7割にまで増えています。
それだけ見ると、男女の収入格差は縮まっているように見えます。
しかしこれは、男性の賃金が伸び悩んでいる中で、女性の賃金が若干伸びた、という程度のこと。
ちなみに、OECD加盟国の中では、日本の男女の賃金格差は第3位らしいのですよ。
1位はどこだと思いますか。
お隣の国、韓国、です。
韓国と言えば、女性の生きづらさを書いた「82年生まれ、キム・ジヨン」が記憶に新しいところ。
日本より、若干、男女差別が少ないのが、ラトビア。
ラトビアの首都リガ
あんまり、馴染みのない国ですが、国際女性デーですから、世界にも目を向けないとね。
一方、もっとも賃金格差が少ないのが、オーストリア、だ、そうです。
ワースト1位の韓国と、3位の日本は、共にアジアで、儒教の国。
まあ、儒教の国、とまで言うと言いすぎかもしれませんが、儒教思想は、色濃く残っている国。
僕自身は、怠けものなので、老荘思想のほうが肌に合い、どうも儒教は堅苦しくて、学ぶ気になれませんが、教養の範囲では理解しているかな、と。
まあ、浅い教養なのですが、今日一日は、雨も降っているし、外に出るのも肌寒いので、賃金だけでなく、それ以外の男女格差についても、考えてみようと、思っています。
頭の良し悪しに関して言えば、男女共、さほど差は無いと私も思います。むしろどちらかと言えば、女性の方が学校の勉強は良く出来てたような気がします。ただ個人的に、男は理数系に強く、女性は英語や国語など、文系や語学に強い感じがします。
圧倒的に差が出るのは、やっぱり体力面ですね。
昔、長距離トラックの運転手だった頃、荷積み荷下ろしの件で、男女の逆差別のような事が起きた事があります。
荷物の積み下ろしには、フォークリフトやクレーンなどを使った楽なものもあり、手積み手下ろしのキツイものもありました。当時の運転手の業界は男社会であり、女性の運転手は珍しかったのですが、よその会社で、運行管理者が女性運転手に忖度をして、体力的に楽な、美味しい仕事をあてがっていた事があり、男性運転手の間で、不満が爆発し、結構な大問題になったことがありました。
医学部の話に戻しますと、ある著名な女性医師が、医者の仕事には、異常分娩や、外科手術などで、男性にしか出来ない力仕事もあり、あまり女性の医者が増えすぎると、医療崩壊が起きる可能性があるとのことで、この問題には一定の理解を示していました。
逆に例えば、私が病気や怪我で入院したとして、看護されるとすれば、やっぱり女性の方が良いと感じます。女性も、同じ女性の方が良いと感じるのではないでしょうか。女性には男性には無い、癒しのパワーがあります。