今回は、年齢も、一人暮らしである点も、更には、年金額までほぼ同じという女性の相談を見たので、興味深く見たのですが、なぜ、不安なのか、不思議に思いました。

▼相談者

ロクさん(仮名)
女性/会社員/61歳
愛知県/持ち家・一戸建て


▼家族構成

一人暮らし

▼相談内容

若いころきちんと働いていなかったので、将来の年金は少額です(月額9万円程度)。

1人なので、老後資金としてどのくらい用意したらよいのか、また、資金の運用先(金融機関の方の言うとおりにしていましたが、利益を生まず、損をする傾向にあるので)をどのように選択したらよいのか、アドバイスをお願いします。

▼家計収支データ

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(1)定年について
基本的に定年はないが、環境・状況を考えるとあと2年くらいと考えている。退職金は望めない。

長く働いた方がいいことは理解しているが、「そうすると、退職時から自分の意思決定や体が動かなくなるまでの時間が短くなることであり、自由な時間がないことになるので、金銭的な面とバランスがどうなのか知りたい」とのこと。

(2)ボーナスの使いみちについて
基本的には全額貯蓄。

(3)加入保険の保険料の内訳について
1. 医療保険=保険料49万4000円(年払い)
2. 三大疾病保険=払い込み終了
3. 介護保険=払い込み終了
4. 終身保険=保険料4万8731円(年払い)
5. 個人年金保険もその他にあり

(4)投資商品の評価額の増減について
国内債券:300万円(5万円増)
外国債券:810万円(50万円減)
投資信託:355万円(47万円減)
外貨系の金融商品:75万円
REIT:300万円(200万円減)

(5)金融資産について
両親から不動産と預貯金2000万円を相続。あとは自分で貯蓄。


うーん、1億円近くの金融資産を持ちながら不安て、どこまで不安症なんでしょうか。

僕としては、その不安に付け込まれて、お金を取られるリスクのほうを心配してしまいます。

FPも、「生活費を今の倍にしても問題なし」

と、言っています。

さらにこの人は、公的年金こそ、9万円だと言っていますが、個人年金もあるようです。

お金に関しては、ほぼ盤石ではないでしょうか。

むしろ、心配性を、僕は、危ぶみますね。

ジャパンライフ詐欺も、年寄りばかりを狙い、不安や欲望を突いて、いましたからね。

最初は、年も1歳違いだし、一人暮らしで年金額も同じだなと、親近感を覚えて読み始めたら富裕層で、これでお金の心配をしていたら、今日明日のやりくりで日々を生き抜いている人はどうなるんだ、と思いましたよ。

でも、そういう人のほうが、ハナから何もないので失うものもなく、精神的には強いのかもしれません。

僕が、この女性にアドバイスするなら、不安は不安を呼び寄せるよ、と、教えてあげたいですね。

能天気も生活破綻の危険がありますが、これだけの金融資産がありながらお金のことで不安になっているのは不安症で、これもまた別の意味で危険、だと思います。