去年の、今頃だったでしょうか、初めてぎっくり腰になり、腰痛は1週間ほど続きました。

歩くことが困難に思えるほど腰に響き、それでも、アルバイトは休まず、乗り切りました。

幸い、1週間で、腰痛は去り、通常の生活に戻ったのですが、今週もまた、水曜日頃に痛み出した腰痛でしたが、去年に比べれば楽なもので、それでも、つらいにはつらいので、かばいながらの作業に。

この腰痛も、定期的に起こることを覚悟し、上手く付き合っていかねばと、思っています。

同様に、職場で、僕に高圧的な態度を取り、時に、興奮して大声を出す老害先輩社員に対しても、上手くやり過ごすようにしています。

これには、エックハルト・トール氏の「ニューアース」が、大変役に立っています。

ニューアースは、端的に言ってしまえば、目覚めるための本、ですが、この本の怖いところは、人を選ぶというところ。

つまり、目覚めの時期に来ていない人にとっては、何を言っているのかさっぱりわからない本、だということです。

特に、教条主義者、それは、仏教、キリスト教、あるいは、カルト宗教を問わず、何らかの教えに固執している人や、エゴの強い人には、その内容が脅威に映り、エゴ的防衛本能から、強い反発を覚えるからです。


まあ、そんな話はさておき、先日も、ごく普通の仕事上の会話から、この老害先輩社員が激高し、声を荒げたのですが、僕は、瞬間的にスペースを作り、正気、を、維持していました。


すると、次第に、老害先輩社員の激高もおさまってきて、平穏な空間に戻っていきました。


その後も、変わらずに作業をしていた僕のところに、その老害先輩社員が少し恥ずかしそうな顔をしてやってきて、先ほど声を荒げた件とは別のことで、僕に謝罪というほどではないのですが、軽く謝ってきたのです。


僕には、老害先輩社員が激高したあと正気に戻り、彼なりに自分の激高ぶりに気づいて恥ずかしくなったのだということがわかりました。


以前よりは、この老害先輩社員が激高して、声を荒げる回数はだいぶ減っています。

で、僕は、何をしたのか。

何も、していません。

ただ、正気を維持し、観察者となって、静かにしていただけです。

つまり、老害先輩社員が激高しても、それに反応せず、相手のエゴを観察する、たったそれだけ。

それだけで、平和な人間関係が維持されています。

事あるごとに彼は、僕の無知ぶりを批判し、見下してきますが、それに対し、僕は、そうですよね、と、自分の無知を笑っているので、喧嘩にはなりません。