サラリーマン時代は、ストレスがたまると、旅に出るという生活でしたが、まだ体力があったため、がつがつとサクサクと、いろんなところを見て回りましたね。

まあ、良い意味で、貪欲さがあった、と。


もう今は、そのような動きはできません。

ゆっくりと歩かないと、すぐに疲れてしまいます。

大船で、鎌倉江の島パスを買い、鎌倉へ。


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天気快晴にして、心穏やか。

鎌倉は何度も行っていますが、小町通りを通ってここにきて池を眺めるのは、心を遊ばせるには打ってつけ。

僕の隣には、老人が長いことそこに座っているらしく、ぼんやりと呼吸していましたよ。

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七里ガ浜から徒歩2分の1Kのアパートが、65000円。

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こちらは鎌倉で、1Kが、68000円。

どうしてこのくらいの価格帯の物件に目が行くかと言うと、僕の住宅ローンの支払いが、毎月66517円だから。

どうしても、同じような出費で、このあたりだったら、どんな物件に住めるんだろうって。

これは、どこをぶらついても、目が行きますね。

その後、北鎌倉に行き、昼食を摂り、散策して大船経由で湘南モノレールに乗り江の島へ。

ただし、江の島は何度も行っているので、江の島には行かず、江ノ電に乗り換えて、極楽寺へ。


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極楽寺は、江ノ電の極楽寺駅からすぐ近く。

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忍性が、貧民救済を行った場所でもあります。

この忍性を、当時、日蓮が、罵詈雑言で批判。

お釈迦様の教えの中に、不悪口(ふあっく)というのがあり、人の悪口を言ってはいけない、のですが、日蓮は、忍性だけでなく、誰彼となく喧嘩を吹っかけては、自分こそが正しいと主張。

まあ、日蓮というのは、我のかたまりですから、こういうのが近くにいたら、相手にせず、さっと逃げること、これにつきます。

で、忍性はどうしたかと言うと、どんなに悪口を言われても、忍辱修行と言って、黙って耐え忍び、目の前にいる困っている人を助けることに専心していました。

そのため、忍性は、当時から、民衆に忍性菩薩と呼ばれて、慕われていました。

まあ、日蓮も少し褒めておきましょう。

彼の凄いところは、類い稀な意志の強さ。

意志の強さにおいては、超人的で、こういう人は、物事を成就するでしょうね。

僕などは、意志が弱いので、何事もなさず、この世を去るタイプ。

極楽寺から出て、長い坂道を下りていき、海に行きました。


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まあ、ここの海だけでなく、稲村ケ崎、七里ガ浜、更にはその先まで、海ではサーファーが、人生を満喫。

長谷駅から江の島に戻り、湘南モノレールで大船に行き、そこからJRで藤沢へ。

やっぱ、モノレールは2回は乗らないとね。

湘南モノレールは、アップダウンがあって、眺めが楽しいのですよ。

藤沢のホテルでは、もう動きたくないというほど、疲れていて、体力の衰えを痛感。

何とか、夕方、外に出ましたが、夕食を食べると、また疲れが出て、パスを使って夜動き回るのは、断念。

人生の疲労と心身の疲労について、ぼんやりと考えていました。

翌日は、藤沢の公園でのんびりしたあと、逗子へ。

かつて住んでいた山の根の周辺を散策。

39年前に、一年ほど住んでいたアパートが、まだ、建っていました。


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この2階の角部屋で、家賃は3万円くらいだったと思います。

まだ、建っていたとは、驚き。

そして、海へ向かいました。


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逗子海岸は、ウィンドサーフィン向き。

逗子に3時間ほどいて、昼食も逗子で食べ、ゆったりと帰宅。

旅行中は、コスパは度外視して、食べたいものを食べます。

普段、節約生活していますから、旅行中も節約していたら、非日常空間になりませんからね。