6月19日に、都内で、二つの株主総会に出たときの話は、以下の記事で書いていますが、

 なかなかいいお尻をしてる

このとき、せっかく荻窪まで行ったので、40代無職のある知人と会おうかな、とも思ったのですが、最近の胆力の欠如から、帰りの満員電車を予想しただけで疲れ、会わずに帰宅しました。

その40代無職の知人は、荻窪でアパート暮らしをしていたのですが、アメリカ株で多少の資産を築いてからは、中古マンションを買って住んでいます。

彼の持論は、中年無職だからこそ、大都会でなければ暮らせない、というモノ。

特に、荻窪や高円寺、中野といった中央線エリアは、彼は住み慣れていて、楽なのだそう。

まあ、それはよくわかりますねえ。

中途半端な田舎町や地方都市での、中年無職男の平日の外出は、多少は、はばかられるのかもしれません。

僕のように、還暦になってしまえば、その点は、楽なのですが。

で、彼には会わずに帰宅したのですが、やっぱりたまには、東京をぶらついたほうがいいと思ったのは、何とも言えない、開放感があるのですよ。

株主総会があったのは、6月19日の平日で、その平日に、有象無象がぶらぶら歩いていて、その中には、勿論忙しそうにしているビジネスマンもいますが、汚いなりをした中年男もいたりします。

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でも、そうした冴えない、無職然とした中年男も、委縮することなく、自由でいられるのが、東京などの、大都会なのだな、と。

これはもちろん、大阪や福岡、などの他の大都市も、一緒だと思います。

荻窪に住んでいる彼は、ある程度資産を築いた後も、自分のことを客観視して、ダメ系と呼んでいますが、おそらく、かつて、一世を風靡した、ダメ連の影響もあるのかと。

まあ、それはいいとして、都会の無関心と多様性が、中年無職男だけでなく、僕にとっても居心地がいいことに、変りはありません。