今日は、昼近くに出かける予定があったのですが、朝、父の痰を吸引後、しばらくして、階下にいる母の叫び声を聞き、急いで階段を駆け下りてみると、父が、ベッドの上で、蒼白な顔でのたうち回っていました。

 一目見て、危ない状況であることがわかりました。

 すぐに、パルスオキシメーターで、酸素飽和度を見ると、44。
 これは、初めて見る、異常に低い値で、そのような数値以上に、父の、血の気を失った顔を見て、死、という文字が頭に浮かび、すぐさま、酸素吸入の量を増やすとともに、訪問看護ステーションに、電話をしました。

 待機していた看護師さんが、すぐに駆けつけてくれることになりました。

 同時にそのあと、訪問診療をしてくれている医師の携帯にも電話しました。
 看護師さんが今、こちらに向かっていることを告げると、まずはその人に任せ、何かあったら、また電話するように言われました。

 20分ほどで、看護師さんが到着しましたが、その前には、父の酸素飽和度は、正常値にまで、戻っていました。看護師さんに痰の吸引をしてもらい、いくつかの質問をされ、指導も受けました。

 その結果、水分量が不足していたために、痰が出にくくなっていたことがわかりました。
 また、便の詰まりも、それが原因しているようでした。

 45分ほどの看護を受け、父は、今、疲れたのでしょう、眠っています。

 緊急時訪問看護加算という項目が、毎月受け取る請求兼領収書に記載されていますが、普段は気にも留めていませんでした。これは、利用してもしなくても、毎月、540単位が加算されています。
 それ以外にも、訪問看護特別管理加算や、訪問看護体制強化加算などが、それぞれ、500単位、300単位で、加算されて支払っています。
 
 父は、年金額がそう多くはないので、1割負担で済んでいますが、年金を多くもらっている人は、2割負担になったと聞いています。

 今は、本当に、国の制度に助けられているのを、実感しています。