リタイア生活の大きな幸福の一つが、目覚まし時計で起きなくていい幸せ、ではないでしょうか。

 介護離職という事実。
 その結果としての早期リタイア。

 ビリヤードで、球が突かれて行くように、早期リタイア生活を始めた僕ですが、結構、気に入っています。リタイアして3か月になりますが、全く退屈していません。会社員時代より、むしろ生き生きしています。

 サラリーマンのつらいことは、列挙していくと、いくつも出てくると思いますが、「朝、起きるときがいちばんつらい」、というサラリーマンは、多いのではないでしょか。僕も、会社員だったころは、明日が休日という前の晩は、明日は目覚まし時計で起こされなくていいのかと思うだけで、ずいぶん気分が楽になったのを覚えています。
 
 会社員時代は、「定年退職をしたら、今度は時間をもてあましたりして、満員電車に揺られて通勤していたサラリーマン時代を逆にあれはあれで幸せだったと思うのかもしれない」、などと考えたこともありますが、実際に自分が早期リタイアをしてみると、会社員生活が幸せだったとは、とても思えません。
 生活のために仕方がないと割り切った後の知恵として、その会社員生活の中で、ささやかな幸せを見出していこうと、努力していたにすぎません。

 早期リタイア生活に突入して、3か月が経ちました。
 書類上での退職日は、2月ですが、有休を消化したため、実際には、1月末から、会社には行っていません。

 一日が、一週間が、一か月が、とても早く過ぎていきます。
 会社という組織の庇護から離れるという不安も、少しはありましたが、それは杞憂でした。

 会社員時代は、駒の一つでしたが、早期リタイアした今は、人間になりました。