いやあ、生活がきつくてね、と、Y氏は言う。若い頃から仕事が長続きせず、厚生年金もどのくらい納めていたのか会社任せで記憶にない。どうやら、受給権利がないくらい少ない年数らしい。

金があるときは、競馬に競艇、パチンコパチスロ、あとは風俗。不摂生がたたり、病気がちになり、働けなくなって、生活保護に。

今度テレビを買い替えたいが、お金がなくてね(まあそのくらいの金はあるがそう言っておかないと世間がうるさいからな)。

大っぴらではないがたまには気晴らしにパチンコにも行き、タバコも吸う(パチンコしてるとこ見られたく無しい、タバコくらい吸わせてよ、医療費タダなんだし、いいじゃん)。

Y氏の仕事は、強いて言えば、不景気そうな顔をして、同情を誘うこと。つらい、苦しい、が口癖。

Y氏は、自炊は苦手。時間は有り余るほどあるが、自炊などめんどくさい。スーパーマーケットの寿司の弁当や、出来合いの総菜と発泡酒で、夕食を食べることが多い。食費がかさむが、自炊する気はなし。(それでもやっていけるんだからいいじゃん)

Y氏の昼はガストでランチ(たまにはステーキガストに行かせてよ)。

Y氏の支持政党は共産党。自民党は嫌い。

Y氏の政治家への希望。「弱者にやさしい世の中にしてほしい。生活保護費をこれ以上削らないでほしい」

Y氏の嫌いな言葉。「自己責任」「自助努力」


Y氏(65歳一人暮らし)の生活保護費の内訳。

住宅扶助 53700円。

生活扶助 79530円。

合計の生活費 133230円。


なお、今回、上記Y氏に対し、薬痴寺(やくちじ)先輩からも、コメントをいただいております。


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一方、身を粉にして働いて、きちんと40年間、国民年金を納めてきたUさん。

月額66008円の年金でつつましく暮らす。この低年金でも、医療費はタダではないため、タバコも吸わず、パチンコにも行かない。

食事はもちろん自炊。

外食は何年もしたことがない。

ボロやだが、持ち家であることが救い。

ただ、今後の修繕費が不安で、まだどこか節約できるところはないか思案中。

飼い猫が病気のため、自分の食費を削って獣医費用を捻出(来年度のペット保険を検討中)。


つぎは、零細企業を3社ほど渡り歩いてきたCさん。給料は少なかったが厚生年金の空白期間はほとんどない。ずいぶん払ってきたつもりだったが、年金の月の手取りは12万ほど。

老後、おひとり様は賃貸が借りづらいと聞いて、50歳のときに中古マンションをローンで購入。幸いローンの支払いは終えているが、年々上がる管理費と修繕積立金が、今や合計で月3万円に。

さらに追い打ちをかけるように、マンションの機械駐車場が耐用年数を迎え、入れ替えることに。老後生活の節約で車を手放したCさんも負担金を免れることはできず、大きなお金が出て行った。これには、老後の備えで毎月積み立てていた投資信託を解約して対応した。元本割れだが仕方がない。

Cさんの家計内訳

マンションの管理費と修繕積立金 30000円
65歳を過ぎてからかさむようになった医療費 20000円
マンションの固定資産税を含む税金関係の月割り10000円

残りの6万円が事実上の生活費だが、食費は自炊を基本にして20000円以下に抑えている。

現在の心配事は、持病を持っているがゆえにどうしても必要な月20000円の医療費が、今後増え続けるのではないかということ。


上記3例は、僕が今急遽こしらえた絵空事ですが、生活保護費の内訳は東京都独身高齢者の支給実態に基づいています

日本が弱者?にやさしく、真面目な生活者に厳しい国であることを、言いたかっただけなのですね。

ただ、誤解なきように言っておきますが、困っている人は堂々と生活保護費を受け取ってください。

特に子供のいる母子家庭なら余計、堂々ともらってください。子供は国の宝であり、子供を育てているだけで立派ですからね。

ただ、少数だとは思いますが、Y氏のような人もいると思います。若いころ遊び惚けて、将来の備えもせず、それで生活保護に逃げ込んで、真面目に年金を納めてきた人よりも有利な立場で暮らしている人ですね。

その矛盾について、ちょっと言いたかっただけなのです。


おい、くりすますいぶにするはなしじゃねえべ。