何の因果なのか、以前記事に書いた僕を些細なことで怒鳴りつけた老害先輩社員が、アルバイト先でのパートナーと言うか、いちばん一緒に時間を過ごさねばならない相手なのです。

他に二人、同じような立場のアルバイトがいますが、こちらはどちらもおだやかな性格で、問題はありません。

問題は、いつも面突き合わせているその先輩社員なのですが、今日も、何が気に食わないのか、絡んできました。

だいたい、顔つきでわかるのですが、こちらが身構える前に、ボディブローのような攻撃を仕掛けてきます。

まあ僕を、言いなりになる後輩だから何を言ってもいいくらいに、思っているのですね。

僕も、対処することはできますが、自分の気分次第で絡まれたら、気持ちのいいものではありません。

お天気屋、というタイプがいますね。機嫌がいいときは気持ちが悪いほど愛想がよかったりして、で、機嫌が悪いときは、絡んでくるというタイプ。

まあ、一言で言えば、子供です。60を過ぎた子供を、毎日相手にするのは、それなりに苦労ですが、人生は苦なり、と看破した仏陀釈尊の教えに習い、甘んじてその苦しみを受け入れています。

ただ、こういう老害先輩社員も、モノを考える縁にはなります。

たとえば、もし、あのような男が自分の親だったらと思うとぞっとします。お天気屋の親を持った子供は、精神不安定になるでしょうね。

いい年をした僕でさえ、多少のダメージは受けるのですから、子供だったらもろに影響を受けるはずです。そして、情緒が不安定になるでしょう。

ああいう、バカな老害先輩社員と毎日接するおかげで、自分の親への感謝がますます深まります。

また、自分は、可能なかぎり上機嫌で生き、自分の気分次第で相手に当たるような、子供じみた行いは絶対にしないようにしようと、反面教師として活用しています。

まあ、そうは言っても、60過ぎの子供と毎日関わるのは疲れます。