イギリスで、孤独担当大臣ですか、興味がないので正式名称は知りませんが、そんな役職があると聞いて、呆れたというか、イギリス成熟してねえな、と思いましたね。

イギリスは、暮らしていたこともあり、結構好きな国なんですけどねえ、日本人と気質が似ているところもあって。

さて、それはさておき、ひとりで生きることの喜びを、仏典から引用してみますね。



交(まじ)わりをしたならば愛情が生ずる。愛情にしたがってこの苦しみが起る。愛情から禍(わざわ)いの生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。

子や妻に対する愛著(あいじゃく)は、たしかに枝の広く茂った竹が互いに相絡(あいから)むようなものである。筍(たけのこ)が他のものにまつわりつくことのないように、犀の角のようにただ独り歩め。

林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴(おもむ)くように、聡明な人は独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。



どうでしょう。

この「犀の角のようにただ独り歩めは、上記のような記述が、まだまだたくさんあります。

妻子を捨てて出家した仏陀釈尊ですが、後年、その一人息子も仏弟子になりますから、その人徳がうかがい知れます。


ひとりで求道する喜びを、僕も追求しています。