60に手の届く年で、親の介護を終え、ミッシングワーカーにならずに職につけたことは、幸運というほかはありません。

で、そのアルバイトですが、今日でちょうど3か月が過ぎたことになります。

職に就いたのが、7月11日。

慣れない仕事、慣れない人間関係。

怒鳴られたり、嫌みを言われたりもしましたが、こちらもうぶな新入社員というわけではありません。

エゴの強い老害混じりの、先輩社員には、適度な距離を取って対応しています。

以前の僕であれば、これができずに敵対していたことでしょう。

敵対するとは、同じレベルに身を置くということであり、徒労以外の何物でもありません。

相手の吐き出す毒に対して、それをいちいち真に受けていたら、身が持ちません。何より、バカらしい話です。

もし僕が、未だ幸福の科学の会員であったならば、相手を悪に見立てて戦ったはずです。

しかしそれは、いたずらにこちらのエゴをも増大させることにしかなりません。

そのことを知っているがゆえに、僕は戦いません。

戦うのではなく、受け入れる。

ああ、こういう人なのだ、と思って、観察する。


すべてにおいてマウントを取りたい人なのだな、と気づけば、取りたいだけマウントを取らせてやればよいだけです。

そして僕はバカに徹し、話を聞いていれば良い。

この毒を吐く先輩社員のこともだんだんわかってきたので、だいたいこちらに絡んでくるときというのは、雰囲気や顔つきでわかります。

そんなときは、自分が闘牛士になったつもりで、対応します。相手の怒りや苛立ちのエネルギーを荒れ狂う牛に見立てるわけですね。

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それと真っ向からぶつかったら、こちらもダメージを受けますから、さらりとかわして自分の意識を一段高いところに置く。

本当は、こういうエラそうな言い方はしたくないのですが、このように言うほかは、今は他の表現が見つかりません。


また、エゴの強い老害混じりの先輩社員であっても、たまには良いことも言うので、そういうときには、心から感心すればよい。

相手もバカではありませんから、それなりの人生経験があるので、それなりのことは言うのですよ。

まあ、僕から見たらずいぶん間違ったことを言うことが多いのですがね。思い込みが強く、決めつけることが多いのですが、そんなときは、自分の中にもそういうところはないかと、反面教師にしています。

ということで、何とかやっています。

修行は続きますねえ。