一昨日は仮想通貨、昨日は株について書いたついでに、リスクというものを改めて考えてみました。

過去記事でも何度か触れていますが、僕は、幸福の科学というカルト宗教に、18年弱も所属していました。そこで使ったお金はおよそ、1500万円。この中には、両親が使ったお金も含まれています。

愚かにも僕は、自分だけでなく、親をも勧誘してしまったのです。まあ、そのときはよかれと思ってしたことですが、両親もかなりのお金をお布施してしまいました。

ただ、幸いなことに、二人とも、幸福の科学に対して恨む気持ちはまったくなく、さっぱりとした性格なので、むしろ、良い経験をしたと思っているようです。


父は、一昨年他界し、今は母との二人暮らしですが、母も今は教団の縛りから解放されて、伸びやかに生きています。

まあ、縛りと言っても、母の場合は、大したことはなかったのですが、それでも、教祖が本を出すたびに、本を多めに買わされたり、映画のたびに自分で見る分だけでなく、たいがいは10枚単位で買わされていたりはしました。

もちろん信じ切っている信者は、夢にも、買わされたなどという被害者意識は持っていません。ありがたく、拝受させていただく、ということになるわけです。

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で、僕自身は、親よりも熱心な活動信者でしたから、平均して月に5万円ほどは、宗教活動に使ったのではないかと思います。それで、自分の頭の中のお花畑が維持されていたのだから、エンターテインメントと解釈することもできます。


宗教の話をすると止まらなくなるので、この辺にしておきますが、僕は宗教、特にカルト宗教については滅法詳しいです。

僕が介護離職する前ですから、3年ほど前のことかと思いますが、大崎にある立正大学で開かれたカルト対策講座に参加したときには、オウム問題でテレビにも出ていた、滝本弁護士とも話したのですが、彼も、幸福の科学はカルト宗教であるという認識でした。

まあ、カルト性は、統一協会や、親鸞会などに比べれば弱いのですが、カルトであることは間違いありません。

カルト問題を語り出すと止まらなくなるのでこの辺にしますが、話を元に戻すと、あのまま僕が幸福の科学の会員を続けていたら、間違いなく今頃は、かなり厳しい経済状況に叩き落されていたであろうことは想像に難くありません。

もちろん、熱心ではない信者、形だけの会員も多くいて、彼らはそもそもお金も出さず、活動もしないので、そういう人たちは、団体に属していても被害はほとんどないのです。中には欲得で、偽装会員を続けている輩もいて、そのことは、僕は退会後に知りました。

で、話を元に戻すと、僕にとっての最大のリスクヘッジこそ、カルト宗教をやめることだったのです。

今日はちょっと長くなったので、ここまでにしておきます。