少しずつ、本を読むのが億劫になってきています。

それと言うもの、やはり目の衰えがあるからです。

長い小説は、読むのがしんどくなりました。ルポルタージュのようなものであれば、長くても読めますが、時間がかかります。

今、図書館から借りて読んでいる本が、「大搾取」。アメリカの経済記者の本です。

2年前に読んだ、「今日からワーキングプアになった」にも通じる内容です。

で、やっぱり目をそらしてはいけないと思うのですよ。

貧困の連鎖とか、格差の現実とかね。

ピケティの「21世紀の資本」は、ああこれは自分には難し過ぎて最後まで読めないな、と思ったので、最初から手を出しませんでした。

で、読んだ人にサマリーを聞いたりして。

「大搾取」は、まあ、言ってみれば、ピケティ理論の裏付けになるような、アメリカの労働現場の悲惨な実例です。

「今日からワーキングプアになった」は、「大搾取」に比べれば小ぶりですが、これもいろいろな切り口で、ワープアに迫っています。

日本は、アメリカの後追いだと、よく言われますよね。

アメリカではやったことが、数年後に日本でもはやるとか。

まあ、これは、しばらく前と言うか、僕が若い頃に言われていたことで、今はそうでもないというか、もっと同時多発的に、物事は推移しているように思うのですが。

ただ、今後のグローバル化を考えると、格差は広がると思うんです。そして貧困は、何も手を打たなければ、連鎖は免れないように思います。

だからこそ、弱小個人であっても、考えなきゃいけないんです。

どうやって生き延び、どうやって幸せに生きるかをね。

僕も毎日、それを、考えています。