モダンすぎるコードの曲は、原田真二の「てぃーんずぶるーす」。

これ、40年前の曲でっせ。


この曲を聞いたときの衝撃はいまだに忘れません。

当時の僕は、プログレとヒュージョン以外は音楽ではないと息まいていましたからね。

ピンクフロイドとキングクリムゾン、イエスとかね、あとは、ラリー・カールトンとか、リー・リトナーとか、まあそういったものばかり聞いていたときに、日本から、原田真二が「てぃーんずぶるーす」を引っ提げて登場したわけですよ。

チャーと、世良公則と、原田真二で、御三家とか呼ばれていましたけど、まあ、チャーは、ギタリストとしては、日本でも、3本の指に入るでしょう。

原田真二は、ジャニーズ並みのルックスが、あだとなったのではと。

アイドルに仕立てようとする思惑と、本人の音楽への思いがね、不調和というか、何と言うか。


まあ、原田真二は一度でも脚光を浴びたので良いのではないかと。

世の中には、才能がありながら埋もれている人のなんと多いことか。


たまに、池袋の芸術劇場前で、歌っている若いミュージシャンがいますが、僕は、気に入れば、彼らのCDを買ったりします。応援の意味でね。

でも、役者にしろ、漫画家にしろ、小説家にしろ、ミュージシャンにしろ、日の目を見ずに消えていく人たちの中に、実はすごい才能が有ったりすると思うのですよ。

そう思うと、とても切なくなる50代のおやじです。