今日は曇天、および雨の日なので、こういう日は内省が進みます。

多くの人は雨が嫌いでしょうが、僕は好きなのですね。

晴れの日よりも、落ち着いてモノを考えられるからです。

もちろん、どこかに行く用事があったり、旅行するときは、晴れているほうがありがたいのですが、箱根などは、雨が似合うので、雨降りもまた良いという場所もあります。

こういう日は、撮り貯めていた録画でも見たいのですが、これもなかなか思うように進みません。

もうずいぶん前に録画したダウントンアビーが、未だに見終わっていません。しかも、シーズン1がです。シーズン6まであるので、長すぎて、途中で録画はあきらめましたが、せめてシーズン1だけは見終えたいと思います。できれば、来年の春までには。

英国の没落貴族の話で、僕はこういった「没落モノ」が好きなのですね。廃墟が好きで、以前よく廃墟の写真を撮っていたことも、関連があるかもしれません。

英国で没落貴族と言えば、ダウントンアビー以外では、日の名残りですね。

これは、先ごろノーベル文学賞を取ったカズオイシグロの作品で、確か、ブッカー賞受賞作です。

911テロのあと、カズオイシグロと辻仁成の対談があり、見たのですが、辻の浮ついた発言と比べ、イシグロの落ち着きは、対照的でした。

辻は、「ええかっこしい」で、見栄を張っている部分が散見できましたが、イシグロは淡々としていました。

辻は、1959年生まれ。すばる文学賞と芥川賞を日本で受賞しているだけでなく、フランスの五大文学賞の一つであるフェミナ賞を日本人で初めて受賞しています。自身のロックバンド、エコーズはイマイチ売れませんでしたが、作家としては成功していると言えるでしょう。

一方のイシグロは、辻よりも少し年上ですが、「日の名残り」でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞しています。そして、今回の、ノーベル文学賞。

経歴や飾りは横に置いて、二人の対談を見たときに、911テロの直後でしたから、ずいぶん昔の話ですが、浮ついた辻と、地に足の着いたイシグロという感じでした。

まあ、そのときの僕の印象なので、実像は、また、違うのかもしれませんが。