介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

2021年08月

ひとりの時間が耐えられない人たち



前前前世じゃなくて、前前アルバイトのときに、

同僚先輩社員から言われたのは、

ひとりで、休みの日は、暇でしょうがなくね? 

という問いかけ。

そう言ってきた人は複数おり、彼らは、

仕事がないと、暇でしょうがない、と言います。

もう65を過ぎている人たちで、

それなりに趣味などもあるようですが、

それでも、時間を持て余すと。


で、そういう人たちは、

会社員を、苦もなく続けられる人たち。

どうでしょうねえ、僕が出会った人たちの中では、

そのタイプが一番多いように思います。

ひとりの時間が耐えられない人たち、です。

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逆に、一人じゃないと耐えられない人もいて、

僕も、そちらのカテゴリー。

とにかく、一人で、自由にしているのが好きなのですよ。

それで、ときどき、友人と会う、というのが最適解。

僕のようなタイプは、

一人でいることにも、

お金がないことにも、

耐えられますが、

逆に、時間の余裕のない生活には、

耐えられません。

だから、サラリーマン生活は、

なかなかに大変でした。

今は、自由時間がたっぷりあるローコスト生活。





だから、楽に生きられるのかもしれません。


 

優しさが不幸を呼び込むこともある



一般的に、優しいことは良いことだと、されています。

あと、弱者への共感力も、人格者に共通する資質でしょう。


ただ、僕は、思うのですよ。

それは、同時に、不幸を呼び込む危険性もあるよ、と。

弱者に同情的な人が陥りがちなのは、

自分も一緒になって悲しみ、

不幸感覚を強めてしまうこと。 


一方、自分の人生を存分に生きている人に共通するのは、

自分と合わない人をミュートできる能力。

実は、こんなことを書いている僕自身が、

なかなかそれができずに、

ずるずると引っ張られて、相手を優先し、

いい人になっていたということがあります。

昨年は、それに気づいてから大いに反省し、

思い通りに人生を生きている人の生き方を参考にして、

ノイズキャンセリング能力を高めることを意識し、実践しました。

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何度か言っていますが、

一昨年と昨年は、エゴの研究がテーマでした。

今年のテーマは、波動、もしくは、波長の研究。


自分の波動を高めれば高めるだけ、

運勢は良くなっていきますからね。

そのために、きわめて有効なのが、

ノイズキャンセリング能力。


僕は、自分自身が、

他人にも、自分にも、甘い人間だったので、

なかなかこれができずにいたのですが、

去年あたりから、

その能力を高めるように努めています。





3日連続で、キャメルをアップしてみました。

日本では、ピンク・フロイドやイエスに比べて、

いまいち人気がありませんが、

なかなかのバンドだと思っています。




「自分の偏見」にどこまで自覚的になれるか



昨日の記事に対する、きなこさんのコメントを読んで、

考えさせられたことがあります。

それは、認知バイアス、あるいは、確証バイアス、について。

僕は仕事も出来ず、転職も多く、

やっとこさこの砂漠のような世の中を、

這う這うの体で何とか生き延びてきた人間なので、

仕事ができない人間、息苦しさを感じている人間、

に親近感を持ってしまいます。

その結果として、どうしても、

そういう人たちのブログを読むことが多くなり、

そういう人たちの情報で、自分の頭の中が占められていきます。

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節約ブログやセミリタイアブログなどもよく読んでいますが、

彼らは総じて、やりくりが上手で、無駄遣いをしません。

で、そうしたブログばかりを読んでいると、

僕の中ではそれが常識となり、そこに、

認知バイアス、確証バイアスが生じます。

以下は、きゃりねこニュースからの抜粋。



人が何かを認知する際、その捉え方を歪めてしまう現象を「心理的バイアス」といいます。

例えば「確証バイアス」は、一度抱いた仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のことを言います。古くはローマ帝国のシーザーからいろいろな人が言っていますが、要は「人は見たいものしか見ない」ということです。

自分と似たタイプの人を好む「類似性効果」もあります。いろいろな会社の人事考課を調べてみると、上司と同じタイプの部下は評価が高く、異なるタイプの部下の評価は低くなりがちです。組織の創造力を高めるために多様性の高い組織にしたいと努力している経営者や人事責任者からすれば、「似たような人ばかり評価する」ことはマイナスでしょう。

「ハロー(後光)効果」も人を見る目の精度を下げるバイアスです。ある対象を評価する際に、顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。抜群に優秀な側面を持っている人は、他の側面の評価も高まります。

うーん、 僕なども大いに当てはまるところがあります。

卑近な例で言うと、2つ前のアルバイトの職場で、

同僚に自分の考えを話したところ、ドン引きされました。

月6万円で暮らせる、と言っただけなのですが。

他の4人の同僚は、いずれも60代で僕より年上で、

皆月20万円ほどの年金をもらっていました。

皆、高級車に乗り、それなりの生活レベルだったのでしょう。

ゴルフの話なども良くしていましたからね。

僕は、彼等よりも数段生活レベルが低く、

ゴルフなどもしたことがありません。

つまり僕としては、常識だったことが、

彼等には非常識だったわけで。

なので、僕は、このブログで書いているようなことは、

人を見て話すようにしています。


で、何が言いたいのかというと、

僕もそのような認知バイアス、

確証バイアスを持っていることを自覚して、

おかねばならない、と、思った次第。

人は自分の見たいものしか見ない、という傾向は、

ネット社会になって、



さらに加速されているのかもしれません。



働くのは無理なので生活費をかけずに暮らす



働くのは無理、という若者が増えている気がしています。

それがわかるのは、僕自身が、そういう若者だったから。


でも、かつては、早期リタイアとか、

FIREなんていう考えもなく、

ずるずると、生きるために働き続け、

56歳で介護離職。


その後アルバイトを繰り返すも、

基本的には、雇われて働くのは性に合わず、

今は、晴れて無職の身。


ただ、懸念材料は、経済のこと。

少ない年金で、やっていけるのか、と。

来年から、一応、もらえるのですが、

月5万円にも届きません。


でも、65歳になれば、

月9万円ほどがもらえる予定。

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ブログパトロールをしていると、

自分で小屋を建てて暮らしたり、

あるいは、廃屋のようなところに住んでみたり、

あるいはまた、めちゃくちゃ安い家賃のアパートに住んだりして、

極力お金を使わずに暮らしている人を見るにつけ、

人間は、何とかやっていけるのだと、

思っています。



 何とかなるのが、人生なのかもしれません。



ネガティブな感情は、身を守る生存機能



単純なポジティブ思考は危ない、と、

僕は、思っています。

本屋に行くと、

安易な本がいっぱい並んでいますよね。

もう、それはいっぱい。

で、こうすれば、上手く行くよ、とか、

こういう考え方をすれば、成功するよ、とか、

どの本も、それなりにいいことを言っているのですが、

これだけ、そうした類いの本が売れ続けているというのは、

つまりそれだけ、自分の人生はだめだ、とか、

何とかしなくちゃ、と、思っている人が多いのでしょう。

なんか、ダイエット関係の本も一緒。

手を変え品を変え、いろんなダイエット法が出てきますが、

それだけ、ニーズがあるのでしょうね。


あと、占いなんかも、そう。

ベースにあるのは古来からの占いでも、

そこにオリジナリティを加味して、

たとえば、○○術占い、などと、もっともらしい名前を付け、

これまた、何々タイプ、などと、タイプ分けをしたり、

そのネーミングも、それなりにもっともらしかったりして、

ちょっと古い話だと、このやり方で成功したのが、細木数子。

で、このパターンは、今もそれなりに使われているようです。

何日か前、芸能人を占っている人を、偶然テレビで見て、

ああ、またやってるなあ、と、思った次第。


あ、スイマセン、このまま占いの話になってしまうと、

どんどん違うほうに行ってしまうので、戻します。 

で、なんでしたっけ、あ、そうそう、

単純なポジティブ思考は危ないよね、という話でした。


何が言いたいのかというと、

人生は、白黒で判断できるほど単純ではない、ということ。

怒りや不安、嫉妬などの感情は、社会的感情とも呼ばれますが、

こうしたものがなければ、人生は味気ないですよ。

ただ、こうした感情に溺れる、というか、

鷲掴みされたままだと、それもまた苦しくなるばかり。


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木のベンチの間に挟まっていた、蝉の抜け殻。

蝉は、短い人生なので、諸行無常そのもの。


人間と同じ哺乳類でも、

犬や猫は、今、の感情に忠実で、

過去を悔いたり、未来を憂いたりはしません。

この辺りは、心の動きを分析した、仏陀釈尊が、

2500年前に説いた教えがありますから、

それなどは、参考になるかと、思います。

ただし、仏教も、初期仏教でないと、

お釈迦様の教えではありませんから、注意が必要。

たとえば、法華経などは、好きな人も多いので、

あまり批判はしたくないのですが、

仏陀釈尊の教えとは何の関係もない、SFのような話。

まあ、でも、それで、救われる人もいるのでしょうから、

それはそれで、一定の市民権を得ているのかもしれません。


話が長くなったので、今日はここまでとします。



知識がないと舐められる



僕は基本、性善説で生きているのですが、

時折、ぼったくられることがあります。


若い頃は、ぼったクラレまくりでしたけど(笑)。

さすがに人生経験を重ねて、

人間のいろいろな姿を見たりして、

多少は、騙されなくもなりました。


それでもやはり、

知識のない分野においては、

ぼられることもあります。

まあ、向こうも商売ですから、

この客はゆるい、と思えば、カモにしてきますよね。


特にお金のかかる分野、

家、とか、車、とかは、要注意。

もう僕は、家については、親の介護で建て替え済みなので、

次に家に関することと言えば、屋根や壁の補修に関すること。

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不動産は、一生に一度、か、二度、くらいしか、

購入、あるいは、建てることはないだけに、

慎重になるのは当然のこと。


車は、不動産ほどではないにしろ、

やはり、知識を身に付けておくに、

越したことはありません。


で、何が言いたいのかというと、

知識は大事だよね、と。

まずは知らないと、何にせよ、足元を見られます。

相手に、あ、こいつ楽勝だな、と、

思われたら、ダメなんです。


斎藤一人さんも言っていますよね。

えばっちゃいけない、なめられちゃいけない、と。


僕は、えばることはありませんが、

ときおりなめられるので(ぼられるのもなめられているということ)、

何にせよ、最低限の知識は仕入れておいて、

損はありません。




 

貯金がなければ、明日食うことしか考えられなくなる



残酷な現実を言うと、

貯金がなければ、明日食うことしか考えられなくなります。

これは、事実。 

もっと言えば、明日の理想よりも、今日の飯。

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ピカソは、生きているときも金持ちでしたが、

ゴッホは、生きているときはド貧乏でした。

あなたは、どちらの人生がいいですか。


いずれにせよ、お金がなければ生きられません。

人生は、綺麗事では、済まされません。


そういう意味で、

僕は、父や母が生きている頃から、

お金の話は、きっちりとしてきました。


僕に兄弟がなく、

揉める相手もいなかったこと、

そして、父と母と僕が、

旅行好きで、

年に6回は泊りがけの旅行に行き、

何でも話す間柄だったからこそ、

それができたのだと、

思っています。




夏に聴くドゥービーブラザーズは、最高。




『なんで姉さんだけ?』と妹が激怒



僕には弟がいましたが、彼は生まれてすぐに死去。

なので、事実上は、一人っ子。




で、一人っ子の利点は、

遺産相続でもめることがないところ。

ネットで、以下のようなケースもあることを、知りました。


兄弟姉妹間では、“生前の親からの援助”も問題になることがある。

「2人姉妹のケースでは、長女が結婚し家を購入する際に父が多額の資金を援助していたことを、独身の次女は知らされていませんでした。

 父の死後、初めてそれを知った次女が『なんで姉さんだけ?』と遺産分割でもめてしまい、それまで仲の良かった姉妹が険悪に。家庭ごとの事情で兄弟姉妹の誰かに手厚く贈与することはあり得ますが、その場合でも贈与の事実を隠さないことがトラブル防止の第一歩になります」

 相続には「特別受益の持ち戻し」という仕組みがある。特定の相続人が、結婚資金や住宅の購入資金などの贈与を受けていた場合、そうした贈与を相続財産に含めて分配するという考え方だ。つまり、“多く贈与を受けていたら、相続できる財産が少なくなる”のである。


うーん、 仲のわるい姉妹の話は、ときどき聞きますが、

このケースは、仲の良かった姉妹が、

相続が原因で険悪になるという話。


あるいはまた、以下のようなケースも。

長年実家に同居し亡母を介護した3姉妹の長女が「遠方にいて母の介護をしなかった次女、三女より遺産を多くもらう権利(寄与分)がある」と主張したケースでは、妹2人が「法定相続分である3分の1」を求めて譲らず家裁での調停となった。

 結果的に、母の介護をした長女が妹2人より多く相続できたのだが……。

「その金額は長女が望むよりはるかに少額でした。裁判所で寄与分が認められるハードルは高く、認められたとしても介護サービスを利用したらかかるはずの費用が加算される程度。期待にそぐわないことがほとんどです」

ひとり介護を担った長女が報われるかのポイントは、遺言書の記述になる。

「母親が遺言書で『介護を献身的にしてくれた長女に6割、次女と三女に2割ずつ相続させる』としておけば、長女の気持ちも酌まれ、妹2人は従わざるを得なくなる。2割の相続なら、妹たちの遺留分(法定相続人に認められる最低限の権利。この場合は6分の1)も侵害せず問題ありません」


うーん、こうしたケースもあるのですねえ。

僕は、相続した今住んでいる土地も、

自分で法務局に行って、登記しました。

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対立する兄弟姉妹もいないので、

一人になった寂しささえ耐え抜けば、

何とかなったのは、

幸いだったのかもしれません。



貯金もなく、もらえる年金も少ない



一昨日、友人Oと会ったときに、話した内容の中で、

車の話がありました。

それと言うのも、どうも、僕が3年前に購入した、

軽自動車のメンテナンスをしてもらっている自動車やが、

高いのではないか、との疑念を持ち始めていたからです。


そしてまた、昨夜も、電話でIさんと話し、

車の維持費についての見直しが必要だと実感。


普段月6万円生活で質素に暮らしてはいますが、

車検や定期点検の度に、自動車やにぼったくられていたら、

意味がありませんからね。


貯金も少なく、もらえる年金も少ないことが確定している僕が、

生き残る道は、家計管理をしっかりすること。


そういうわけで、

ちょっと今、自動車関連費用の見直し中です。


さて、そんな中、今朝見た記事が以下のもの。


Q:貯金もなく、もらえる年金も少ないと思います、今からどうしたら?

「そろそろ老後を考えなくてはいけないと思いますが、夫婦で今まで必死に生きてきて、ローンや学費など、いろんな支出があり、貯金は少なく、年金も大してもらえないと思います。どうやって老後、生きていけばいいのでしょうか」(50代・自営業)

A:あきらめず、今すぐ行動してみましょう

50代で年金も貯金も少ないとなると、不安だけが膨らんでいってしまいますよね。そのような場合、どのように行動していけばよいのかを考えてみましょう。

将来の年金についてですが、以前は、加入期間が25年以上なければ年金を受給することができませんでしたが、改正され、現在は10年になっています。その部分は、少し安心ですよね。

年金が少なければ、単純に増やすようにすることです。その中で今からできることは、年金の未納期間がある場合には、納めること。国民年金に加入している場合は、付加年金といって、定額の年金保険料に付加保険料の400円を上乗せして支払うというものです。年金を2年以上受け取れば、支払った付加保険料以上の年金が受け取れますよ。

厚生年金に加入できるのなら、加入することで将来、受け取る年金を増やすことができます。

もし、年金保険料の支払いが厳しくなってしまったときには、決して未納のままにしないでください。年金事務所へ出向いて、支払いの相談をしてみましょう。将来受け取る年金は減りますが、保険料そのものを減額してもらえる可能性もあります。


うーん、回答としてはありきたりですが、

こうしたことすら知らない情報弱者もいるのが実態。


僕自身、車の部分は情弱なので、

その弱い部分を補強しなくてはいけません。

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自分の身は自分で守る。


それが、天涯孤独のおひとり様の、

生きる道です。




この世はつらいことも多いけれど



昨日は、友人Oと、隣町の農村公園で会い、

その後、語り合いながらの散策。

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この後、天の川ステーションには行かず、

分かれ道を下りました。

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この下り坂も、鉄路のようで面白い。


友人Oにとっては、90代の母親の介護から、

つかの間解放されるのが、土曜日と木曜日。

その貴重な休息の昼間、2時間半ほどを、

共に過ごしたのですが、 

コロナ禍の中、

近場に、非日常を感じられる場所や

気楽に歩ける場所がたくさんあるのは、

実にありがたいこと。


この世はつらいことも多いけれど、

皆、懸命に生きています。



僕も、その一人です。




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