介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

2017年09月

田代まさしはミニにタコ、僕はミニ株成行ということで

ベスト電器がヤマダ電機に吸収され、僕の持っていたベスト電器の100株は、28株になってしまったのが、今年の夏。

そのまま放置していましたが、この中途半端な数の株をどうしようと、昨日、野村ネットアンドコールに相談したら、ミニ株として売れるということで、昨日売りに出しました。

ミニ株と聞いて僕の頭に浮かんだのは田代まさし。

ミニにタコとかいう言い訳をしていた、かつてサダバルンバ谷川とSRSに出ていた田代まさし。まあ、それはよいとして。

昨日金曜日は、母が高坂に気功整体に行く日なので、その送迎がありました。


初めて知ったことですが、ミニ株は、午後から場が開くようで、さらには、指値はできないとのことでした。


つまり、成行オンリーということです。

まあ、持っていても仕方がないので、売ったのですが、売り注文だけ出しておきました。

そして母の送迎をしたのですが、母が気功整体を受けている一時間余りは、通常は、ピオニウォークに行くのですが、最近はその隣のケーズデンキに行きます。

ケーズデンキに入って、直行するのは、マッサージチェアのコーナー。

最近の、マッサージチェアは、すごくよくできています。

20台近くはあるかなあ、その中で、お気に入りのマッサージチェアで、もみほぐしてもらいます。

何しろ、タダというのがまことによろしい。

で、うちから、車でちょこっといける範囲には、ケーズデンキにヤマダ電機、コジマ電気に、ベイシア電器などがあるのですが、ベスト電器はないのですよ。

まあ、ヤマダ電機に吸収されても、28株のミニ株所有では、優待もありません。

で、母をまた車に乗せ、中華料理を食べて、帰宅したのですが、パソコンを開くと、ミニ株は売れていました。

まあそれもそのはずで、何せ、成行ですからね。

成行で株を売ったのなんて、何年ぶりになるのかしらと思いましたよ。

利益は、6000円くらいかな、と思います。

ベスト電器100株を、11300円で買ったはずで、ヤマダ電機の今の株価が、6万円ちょっとかな。その28%だから、17000円くらいで売れたということでしょう。

ミニ株なんて、自分で買ったわけではないのに、ベスト電器がヤマダに身売りしたおかげで、所有することになったのでした。

でもまあ、ミニ株市場があって良かったです。

シングル女性の老後の生活費は、だいたい5400万円だそうです

60歳の女性の平均余命は28.68年(平成26年簡易生命表より)ですから、60歳まで生きた女性は平均で89歳まで生きると考えられます。そこで、60歳から29年間の生活費を確保すると考えて、このように計算しましょう。

60~89歳までの生活費:15万6000円×12カ月×29年=5428万8000円


一般的なシングル女性の老後の生活費は、だいたい5400万円とわかりました。 
ここまで、全国平均データをもとに老後資金について考えてきましたが、1カ月の生活費が15万6000円では収まらない場合についても考えておきましょう。


こちらは、総務省家計調査(平成27年)に掲載された費目ごとのパーセンテージをもとに、ガイドが費目ごとの金額を計算した表です。食費は消費支出の24.4%ですから、3万5094円。退職後は自宅にいる時間が一般的に増えるので、自炊が中心になると考えると、ひとり暮らしの金額としてはあまり違和感はないでしょう。


ここで一番気になるのは住居費です。全国平均の住居費は、1万3807円となっていますが、これはマンションの修繕積立金と管理費が払えるかどうかといった金額ですよね。ローン完済後のマンションを持っている人、実家に帰って一戸建ての家に住んでいるといった人はこの金額でイメージしておいてもいいかもしれませんが、60歳以降も住宅ローンの返済が続く人や、一生賃貸に住もうと考えている人は、差額分を上乗せして用意しておく必要があります。


家賃などの差額として、仮にひと月5万円を上乗せする場合、老後のための必要資金は以下のようになります。

60~89歳までの生活費:(生活費15万6000円+家賃上乗せ5万円)×12カ月×29年=7168万8000円

約7200万円という数字となりました。

そのほか、全国平均では、ファッション代4459円、レジャー費1万5821円となっています。老後もファッションを楽しみたい人、旅行や遊びにお金を使いたいなど、ゆとりある老後を望む人は、やはり月額5万円を上乗せして、「老後資金は7200万円」と覚えておきましょう。


長くなりましたが、上記は、ALL Aboutのマネー記事からの引用です。

この金額を預貯金で残せる人は少ないでしょうが、当然、年金があるので、月に15万円ほどの年金があれば、何とかなるのではないでしょうか。

つまり、月15万ほどの年金をもらえる人は、極端な話、貯金がゼロでも良いわけです。

しかし、それでは心もとないので、仮に、1000万円、貯金があるならば、余裕、なのではないでしょうか。もちろん、僕の言う余裕は、人によっては全然余裕でもないわけですが。

最近、自分の老後生活の見通しについて、あまりにも能天気であるという指摘を受けました。貯金が少なく、住宅ローンを抱えている僕への、思いやりのある指摘だったのです。

そこで、実際いくらが世間の相場なのかを調べてみたわけです。

僕は女性ではないので、シングル女性よりも少ない金額で、やれると思っています。女性に不可欠なお化粧代やファッション代が、僕にはかからないからです。

そのため、シングル女性の老後の生活費を参考にすれば、おのずと自分の老後の見通しも立つかも、と思ったのですね。

僕の場合は、月7から8万円ほどの年金をもらえる予定なので、無駄を省いて乗り切るしかありません。そして大切なことは、年金以外の収入を確保することです。

家庭という居場所、職場という居場所

今日は母のデイケアの日だったので、午前中、居間の掃除と庭木の剪定をしました。

はみ出した木の枝をバサバサと切っているとき、職場で上司にいじめに遭っていた6か月ほどの歳月のことを想いだしていました。


いじめの発端は、僕が上司に口答えしたことです。

些細なことなのですが、僕の友人が、彼は沖縄出身なのですが、左翼運動に晒されている沖縄の本当の声を届けようという運動をしているのですが、その彼の活動を馬鹿にされたことから、僕が切れ、上司を怒鳴り飛ばしてしまったのです。

理由はどうあれ、上司を怒鳴り飛ばしてしまったため、僕はその後、針の筵に座らされるような日々を送りました。


仕事でもたびたび嫌がらせを受けました。

たとえば、ホテル裏の木々の剪定と片づけのときです。


上司は枝切り道具で、さっさと枝を切り落とします。

そして切り落とした大量の枝の後始末を僕にさせました。

枝を切るのは簡単ですが、大変なのは、落とされた枝を、ビニール袋に入れられる大きさに切り分け、それを詰め込む作業です。


上司は枝をどんどん切り落としたら、あとはお前がやれということで、引き上げました。

会話も、ビジネスライク。

必要以外は口もきいてくれませんでした。


そんな日々が半年ほどは続いたでしょうか。

その後、僕の地道な仕事ぶりが、再び評価され、人間関係は修復されていきました。

まあそんなことを、今日、木の枝を切りながら思いだしていました。


あの時怒りに任せて会社を辞めていたら、おそらく今住んでいるこの家は建てられなかっただろうと思いました。

転職をしていたら、給料が下がるだけでなく、銀行から住宅ローンを借りることも困難になっていたはずです。

あの時、怒りに任せてやめなくてよかった。辛抱し、踏ん張って良かったと、心から思います。

まあ、なんだかんだ言っても、僕にとっては居心地のいい職場だったのだと思います。

仕事や人間関係で悩んだことは多々ありましたが、それでも11年も続いたのですから、さらには、父の介護がなければ、おそらく定年までいたでしょうからね。

でも、介護離職してよかったと思うのは、今こうして、伸び伸びとした早期リタイア生活を送れているからです。

もちろん、生活に余裕はありませんが、何とかやれています。

これも、この家庭という居場所が、居心地がいいからに他なりません。

そういう意味では、職場にも恵まれ、家庭にも恵まれています。

僕には妻も子もいないので、僕の言う家庭とは、父と母との家庭ですが、その父も昨年自宅で看取り、今は、血のつながりこそないものの、仲良く暮らしている母との二人暮らしで、まあそれも家庭ではあるわけで、母がいるうちは母と仲良く、母の死後は、一人でもハッピーに、生きていく所存です。


弱小介護リタイア者の生きる術(すべ)

ある、僕よりもはるかに賢い知人から、経済的にやばくないか、という指摘を受けました。

ひろゆき流に言い直すと、「経済的にやばいんじゃね」ということになりますが、確かに、世間一般の常識から言ったら、やばいの一言なのだと思います。


何がやばいって、介護離職による早期リタイアで、僕自身は無収入の日々なのですからね。

のんきにしていられる状況ではないわけです。

で、細い収入でも、複数確保することで、生き延びようと覚悟しているわけですよ。


その一つが株式投資なわけですが、昨日、株主総会に行ってきました。これだけに参加するなら、電車賃を払ってまで損じゃね、ということなのですが、他に用事があったので、抱き合わせにしたのです。


で、総会の場所は、新宿でした。


場所は、ハイアットリージェンシー東京というところ。

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ホテルの向こうが都庁ですね

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こちらは別角度から撮ったもの

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会場入り口前には、ホテルスタッフが飲み物を提供するコーナーがありました。
まずはオレンジジュース、そのあとブラックのアイスコーヒーを飲み、会場に入りました。

当然のことながら、会場内は撮影禁止でした。

僕は、この会社の株は3年ほど前に、単元株数を9万円台で買ったのですが、株主優待を含めての年間の利回りは、だいたい8パーセントほど。

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株主総会のお土産のプリン

株主総会に参加するメリットの一つとして、たとえば会場である、ハイアットリージェンシーなんていうホテルに、堂々と権限を持ってはいれるのですよ。

それと、お土産をもらえることもあります。最近はお土産無しが多いようです。その金を配当に回せという至極まっとうな意見に押されてのこともあるようです。

で、僕は、自分の所有銘柄ごとに、戦術を立てていて、配当目当てのもの、配当+株主優待目当てのもの、配当も株主優待もないが、将来値上がりが見込めるもの、大きく分けてこの3つに分類されます。

僕が今、株式投資に回しているお金は、サラリーマン時代の血と汗と涙の結晶ですから、無駄には投資できません。

しっかり、リターンを稼ぎ出してくれないとね。そうでないと、僕のサラリーマン時代の苦労が報われないじゃないですか。

そんな銘柄を複数持ち、ときどき銘柄を入れ替えたり、現金化したり、買い増ししたりしながら、出せる限りの知恵は出しています。

肉体を使う労働はしていませんが、株式投資も立派な「弱小介護リタイア者の生きる術(すべ)」なのだと思っています。

首都圏マンションに住む意味ってあんのかな

今日の読売新聞を見ていたら、首都圏マンション高根の花という見出しで、記事が出ていました。

東京23区の新築平均が、6629万円。


これに、神奈川、埼玉、千葉を合わせた首都圏の新築平均のほうは5490万円。

どっちにしろ、たけえんじゃね、ってことです。


で、平均的なマンションて、そんなに広いわけじゃないし、まあ、利便性が売りなんでしょうけど。

頭金を1000万円支払ってもかなりの額の住宅ローンになります。

今は金利が安いとはいえ、変動などで借りたら、35年の間に金利が上昇したらえらいことになりまっせ。

まあ、現金で買える人は問題ありませんが、大半はローンを組んでいるでしょうから。


たまにスウモの記事なんかも見るんですけど、マイホーム志向の強い人は、こんなご時世でも、家やマンションを買っちゃうんですよね。

金利が安くても、今は、様子見の時期だと思うんですが。

でも人は、あまり遠くを見られないんですね。

まあ、近視眼的というか、大半の人はそうです。

僕だって、そうでしたし、今だって、いくらかましになっているとは言え、そんなに遠くが見えるわけではありません。

ただ、いくらか、昔よりはましになっているというだけで。

それも、自分がただそう自己評価しているだけで、賢い人から見たら、未だに危なっかしいんですけど。


東京だけじゃなく、大阪も名古屋も福岡も仙台も札幌も、だいたい大都市のマンションは高いのでしょうが、ちょっとずれるだけで安くなるし、どうしても通勤のある人はやむを得ないにせよ、そうでない人は、都市部にすむ意味はないんじゃないかと思うのですよ。

別に都会に住んだからって、生産性が上がるわけじゃないし。

まあ、自由業であれば、たとえば漫画家とか、どこに住んでたって、関係ないわけで。


そういう意味では、やっぱサラリーマンは、会社に縛り付けられているから、住むところも制約があるのか。

まあ、サラリーマンは、会社の駒ですね。

早いとこリタイアして、自分の好きなところに住みましょう。


むごたらしくも悩み多き日常だからこそ

在宅介護生活を振り返ると、昨年他界した父についてですが、よくぞ自宅で見送れたものだと思います。

その一つの大きな要因は、父が、大変我慢強い人であったからです。


13だから15だかで、この辺は記憶があいまいなのですが、僕のほうの記憶ですが、口減らしで北海道に奉公に出され、不如意を若くして経験していたことが、父の我慢強い性格をつくったのだと、推測します。

介護される側がわがままだと、おそらく、たとえ家族であっても、場合によっては、憎しみが生じることもあるでしょう。

ましてや僕のような、人格者でもない凡庸な男が、大変な介護を担わされたら、それでも、やり切れるかといったら、大いに自信はありません。


僕の場合は、ひたすら、ラッキーだったのです。


我慢強い父を持ったことが、そして、良い親を持ったことが、本当にラッキーでした。


最後は、人工呼吸器や痰吸引器、そして胃ろうからの注入と、人間的には、そうまでして生かすべきなのかという煩悶は、あとになって思うことで、当時は、といってもわずか去年のことなのですが、毎日が無我夢中で、そんなことを考えることすらありませんでした。


今は、母との二人暮らしで、幸いまだ母は元気といえば、元気なのですが、だいぶ衰えも見え、また、今後、自分も年を取り、自分の場合は、見取ってくれる人も、世話をしてくれる身内もいないので、まあ、覚悟は決めていますが、できるだけ、そうは言っても自宅で、眠るように死にたいとは思っています。


北朝鮮のミサイルも、確かに大問題ではありますが、身近なことにばかり、関心が行ってしまう僕は、紛れもないエゴイストであり、そのことは今に始まったわけではなく、きっとずっとそうなのだと思われ、この小市民的な思考の中で、「むごたらしくも悩み多き日常だからこそ」僕は、明るく生きようと思うわけです。


だって、いずれ死ぬんですからね。


これは、決定事項ですからね。


ミサイルで死ぬか、病気で死ぬか、孤独死で死ぬかはともかくとして。

古家付き売地180万円

今朝、入ってきた新聞のチラシで、古家付き売地180万円というのがありました。

間取りは、和室が6畳と4畳半、そして6畳の広さのダイニングキッチンがあります。

土地は39坪。


おひとり様老人には、ほぼ理想的な広さと間取りです。しかも、平家というのが良い。

年を取ったら平屋に限ります。

それは、すでに昨年他界した父を見ていても、現在、在宅で介助している母を見ても、そう思います。

母は、まだ要介護認定は受けていませんが、それでも、2階に上がってくることはありません。


2階は、ほぼ、僕の独占使用状態です。母のタンスが置いてありますが、その程度です。

つまり、年を取るほど、2階に上がることが大変になるのです。

それを見ている僕は、年寄りほど平家がいいと思うわけですね。


先日、テレビで見たドリームハウスは、段差の多い3階建てで、確かにオシャレですが、年を取ったら使いづらい家になると思いました。

そういう意味では、家族状況と自分の年齢に合わせて、賃貸物件を住み替えていくのも、良いかもしれません。


180万円でこの古家付き売地を買った場合、注意すべきは配管です。相当古くなっていることが予想されます。

それと、瑕疵物件でないかどうかの確認も必要です。

瑕疵物件とは、そこで自殺者が出たとか、そういうことですね。

40坪近い土地と古家があれば、手直しをしながら、庭に手入れの楽な野菜でも育てながら、マイペースで生きていくのも良いのではないかと思いました。

まあすでに僕は、自宅はあるので、安くてもこの180万円の物件を買うことはないのですが、東京で、高い家賃を払っている友人がいるので、話してみようかな、と思っています。

それと、田舎暮らし(僕の住む埼玉県中西部など)では、車はどうしても必要になります。

その際、未使用の軽自動車ならば、安く買えるので、そうした車を買い(未使用車なので耐久年数が長い)長く大事に乗れば、良いと思います。

事実、僕の友人のOなども、未使用の軽自動車をお得に購入しています。

そのように、生活費を可能なかぎり安く抑えて、堅実に暮らすのが、老後の、特におひとり様には、良いように思います。

若者を救え! でないと国が亡びる

今後、副業が解禁となり、それを実際に行った場合、ダブルワークを行う人が増えるそうです。

政府は、残業の上限を定めた労働基準法の改正案を国会に提出し、早ければ2019年度より運用を開始したいとしています。

つまり残業を規制して、副業をオッケーにするわけです。

退職金制度も、今は、徐々に401kに置き換わりつつあります。

現在すでに、労働者のストレスはかなりのものがあります。

特に若い世代の労働ストレスは過酷です。

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今の若い人たちは、年功序列では給料が上がらない時代を生きているだけでなく、退職金も危うく、また、年金も期待薄で、仮に奨学金などを借りていたら、二重苦三重苦です。

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徳政令でも出して、本当に生活が大変な若者の借金はチャラにしましょうよ。

公的資金で銀行を救ったのですから、若者も救えよ、って話です。

でないと、倒れてしまいますよ。

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人間の頑張りには、限界があるんです。

できることはできるけど、できないことはできないんです。

僕は子供はいませんが、いたとしても、僕の給料で、大学に行かせてあげられたかどうか。そして、奨学金を借りていたら、大学を出た時点で数百万円の借金です。

ダブルワークどころか、トリプルワークをしている若者もいると聞きます。もうこれ以上、若者を消耗させてはいけません。

No one knows what the future holds!

ジャック・アタリ氏は、アフリカで、低所得者層を対象に、自立支援のために、プラネット・ファイナンスという融資を実践していた人です。

マイクロファイナンスと呼ばれ、お金を貸すことが第1で、利潤を得ることが目的ではないと位置づけられ、貧困問題への大切な手段となっていました。

そのジャック・アタリ氏のこの夏に発売された本はまだ読んでいませんが、タイトルは、「2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!」。

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界」は2008年の発売で、こちらも未来予測の本でした。


第1の波は、アメリカ支配の崩壊。

歴史上の帝国とは異なり米国が消滅する訳ではないが、唯一の国ではなくなる。米国は、インフラ整備、借金の返済、保護主義などで、内向きになっていく。まだ20年から30年かかるが、どの国も米国にとって変わることは出来ない。
 
第2の波は、多極化秩序。

10カ国から20カ国が、世界を統治する。G20(世界金融サミット)構成国など。インドネシア、トルコ、オーストラリア、アラブ世界の国という言葉もあった。現在は、多極化への移行期間。協調体制は、危機の後。例え強い国になることが出来たとしても、国家は、グローバルな市場よりも弱い。しかし、いずれ失敗に終わる。

第3の波は、グローバルなルールと統治が必要になる。

強力な市場の力に立ち向かわなければならない。協力し合っても、合意することは困難。超帝国が確立する。市場そのものが帝国となり、様々なものが2040年に始まる。全てが民営化される。エンターテイメントは、人の目をそらすため、また、保険は、リスクから守るためにある。

インターネットやナノテクノロジーといったハイテクが、人を監視することになる。食肉の流通、銀行の透明性、資金の流れなど、ものを監視することが不可欠。個人を監視するという意味ではないが、監視国家にならないようにすることが肝要。

第4の波は、超紛争。

武器が開発される。海賊行為や軍事面の紛争が起きるが、これを避けなければならない。

ノマド(Nomad)と呼ばれる遊牧民族が増え、大きな役割を果たす。島国ほど、ノマドと無縁な国はない。人類の歴史は、ノマドの歴史とも言える。常に移動していた。人類が定住し始めたのは、僅か5000年位前のこと。個人が尊重される最初の自由は、移動の自由だった。現在は、携帯電話が多く使用されているが、携帯だと、その人が何処に住んでいるのかが分からない。人が、ノマドとして見られ始めている。

超ノマド : 世界中の何処へでも行ける人。1000万人から5000万人。
下層ノマド: 貧しく、生き延びるために移動する。30億人。生れ育った所に住んでいる人は、40年後55億人。
バーチャル・ノマド: テレビを見ることなどの仮想移動をする、中間層。
超帝国のガバナンスは、誰にも分からなくなる。

第5の波は、超民主主義。

それまでとは別の統治方法や、超紛争に代わるものとして、利他主義がある。2060年頃には、人は、他人を援助することで、自分が幸せになることに気付く。トランス・ヒューマンという言葉で、例えば、自分が病気にならないためには、病気をなくしていかなければならない。世界がサービス業化されていく。真の賢さは、他人を愛する心であり、博愛精神が世界に広がる。

以上が、「21世紀の歴史(未来の人類から見た世界)」の、おおよその要約ですが、ジャック・アタリ氏はきわめて高い知性と先見性があるものの、神でも預言者でもないので、そのようになる可能性は何とも言えません。

ちなみに、タイトルの、No one knows what the future holdsは、「未来に何が待ち受けているかは誰もしらない」という意味です。

そう言えば、
2ちゃんねるなどでは、未来から来たという人の書き込みなども見られるようです。

もちろん、それを信じるか信じないかは、あなた次第です。

大阪に行きたい

50年以上も生きていながら、未だに大阪には行っていません。


カラオケに行けば、たまには、「悲しい色やね」とか「大阪で生まれた女」とかも歌うので、けっこう大阪が好きなのだと思います。


宮本輝の小説を若い頃によく読んでいたので、その影響もあり、非常に抒情的な感じがするのですね。


一般的に喧伝されているような、お笑いと食い倒れ、のイメージ以外に、何となく、温かみが感じられるのです。


神戸にも行っていません。

こちらも、たまにはカラオケで、もん た&ブラザーズ のKOBEを歌うことがありますが、まだその神戸に行ったことがないのです。

なかなかすぐに行く予定も立てられないので、いつになるかわかりませんが、格安プランで、大阪と神戸には行きたいと思っています。


ただ、大阪って広いですよね。

昔、吹田市というところに友人がいて、手紙のやり取りをしていたのですが、彼は精神病院に入ってしまい、その後、死んでしまいました。

繊細で、詩を書いていましたが、僕も小説を書いていて、互いに文学好きだったので、気が合ったのでしょうね。


小学校のときに大阪万博があり、お金持ちの子供は、そのとき親に連れて行ってもらったようです。岡本太郎のあのへんてこりんな塔は、まだ建っているのかなあ。


うーん、大阪。

何とか数年以内には行きたいと思っています。

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