介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

2017年07月

株は臆病者でなければ成功しないと思いますよ

先日、定年間近の知り合いに、株式投資について訊かれたので、「株は臆病者でなければ成功しないと思いますよ」と答えました。

このように答えたのは、質問してきた相手がいい年をした60間際の男だったからです。せっかくの退職金を、下手な株式投資で溶かしてしまうのはかわいそうだという、僕なりの配慮です。

これが、質問してきた相手が30代とかなら、答えは変わります。種銭をつくりながらしっかり勉強し、良い会社に集中投資しなさい、と答えるでしょう。

僕の基本は、分散投資ですが、それは自分の年齢を考えているからです。そんなに大きく勝とうとは思っていません。ただ、負けない投資は心がけています。その結果が、だいたい年利9から10パーセントほどの利回りです。

僕は、株式投資は有益であると思っていますが、誰にでもおすすめできるわけではありません。僕自身、今は多少の利益を出していますが、今後はどうなるかはわかりません。

ただ、これだけははっきりと言えますが、株式投資は、宝くじや馬券を買うよりははるかに良いです。

最悪なのは、年末ジャンボやロト6などの宝くじで、これはお金をどぶに捨てる行為です。幻に大切なお金を投じる人は、絶対に豊かにはなれません。

なぜなら、宝くじは絶望的な確率であり、それゆえに、「愚者の税金」と呼ばれるのでしょう。宝くじを買う人は、お金以上に大切なもの、すなわち、合理的な思考をどぶに捨てています。

合理的な思考ができない人は、あらゆるところで、騙されます。残念なことですが、この世界には、あまりにも多くの騙しの網が張り巡らされています。

宝くじよりも馬券のほうがいくらかましです。その理由は、競馬を研究すれば、勝ちやすくはなるからです。自助努力が、多少は報われる世界です。

僕自身、万馬券を3回取っていますが、僕なりの勝算があって買った馬券なので、そうした読みができる点は、宝くじよりはましです。ただ、長く続けると、負けがこんでくるのはほぼ間違いないでしょう。

そうしたモノに比べれば、株式投資ははるかに勝ちやすく、利益を生みやすいと言えます。

さらに言えば、間接的に社会参画していることになります。多少の資金であっても、そのお金が企業で使われることで、利益を生み、自分にも還元されます。

ただ、いい年をしてからの株式投資であれば、慎重以上の臆病さで、取り組むのが良いと思います。その質問してきた人に最後に僕が付け加えたのが、「投資信託は買わないように」でした。

ひっそりと生きることの幸せ

テレビはあまり見ないのですが、ドキュメンタリー系の番組とか、家ついて行っていいですか、みたいな、人の生活を切り取ったものはたまに見ます。

ドラマは、草薙君の「嘘の戦争」が、僕の中では最近見たものになります。そのくらい、まず、ドラマは見ません。

ただ、大河ドラマは見ます。今は、弱小な井伊家の話なので、外圧に耐えながら、知恵を使ってもがくところが、みにつまされて見ています。軍師官兵衛なども、そうでした。毛利元就もそうです。

弱い者が、何とかして生き残る話が好きなのかもしれません。

もしかしたらですが、生まれて初めて、朝の連続テレビ小説を見ています。「ひよっこ」というタイトル。見始めたので、最後まで付き合うつもりですが、つまらないのを我慢して見ています。

まあ、一度、最後まで見てみようと思ったのは、ヒロインが有名人をモデルにしていない点でした。しかし、実に詰まらないというか、ありきたりの展開で、退屈です。

騒々しいばかりで、先もあらかた読めてしまう内容です。まあでも、平凡な人間を主人公にしているところだけは評価します。

ことほど左様に、僕は無名の、平凡人、集団に紛れて目立たないような人間が好きなのです。

それは、僕自身が、ひっそりと生きることに、無上の安らぎを感じているからなのかもしれません。


3つ仕事を掛け持ちしても生活できない

ときどき、スカイプで話をするイギリスの友人が、「3つ仕事を掛け持ちしても生活できない」現状を語ってくれました。

経済のグローバル化で製造業が打撃を受けているイギリスでの話です。

イギリスは、ユナイテッドキングダムと言って、イングランド、スコットランド、ウェールズと北アイルランドの連合体です。

僕が33歳のときに暮らしていたウェストサセックス州というのは、イングランドに属します。僕は、その後旅をしていたので、ウェールズにも滞在していました。

ウェールズで知り合った友人が、グローバル化の惨状を語ってくれました。清掃やレジ打ちなど、3つの仕事を掛け持ちしても、生活するのは難しいそうです。

かつて、日の沈むことのない国と言われた大英帝国。

世界中に、植民地を持ち、栄華を極めましたが、今は、アメリカのように、貧富の差が激しく、生活は厳しいと言います。

確かに僕も、エディンバラで、パンクファッションの青年に金をせびられたことがあります。しかし、それは、25年も前の話。

当時、イギリスで、たくさん見たのが、ホンダのアコードという車。日本が、まだイケイケだったころの話です。

今の日本は、かなり危ない。しかし、イギリスも、同様に、かなり厳しいようです。

伊豆高原コテージと川奈海岸

母を連れ、伊豆高原コテージに行ってきました。ホテルアンビエント伊豆高原系列のコテージのため、本館フロントでチェックインし、キーを渡されて、コテージへ。

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コテージを庭側から撮ったもの

コテージ内にも風呂はありますが、本館の露天風呂も入れるので、夕食前と夕食あとに2度送迎してもらいました。

夕食はケータリングでした。ご飯は自分で炊くスタイルです。

翌日の朝食は本館でバイキング。チェックイン14時、アウト12時というロングステイで、つかの間の別荘生活を楽しみました。

別荘も自分で所有するとお金がかかりますが、たまに行くだけならこのようなコテージで十分です。また、母の年齢を考えると、コテージを利用するのもこれが最後かなと思います。

やはり、いつものように、普通に温泉旅館に宿泊するのが楽ですからね。ただ、広い一軒家を自由に使えるゆったり感は、コテージならではのものです。


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翌日は、一碧湖を経由して小室山へ

小室山から、川奈海岸を経て、小田原で昼食を摂り、西湘バイパスで帰宅の途へ。川奈海岸は最近人気が高くなっているようで、以前よりも人が多かったですね。


老後生活の設計をやり直してみました

さまざまなブログ、リタイアブログや節約ブログ、その他諸々を渉猟していると、世の中には、月5万円ほどで暮らしている御仁がそこそこいらっしゃることに気づきました。

してみると、現予想で、二か月に一度15万円ほどの年金をもらえる予定の僕は、月7万5000円ほどの年金になり、住宅ローンさえ終わっていれば、やり繰り可能ということになります。

老後生活シミュレーションの幅として、一度、最低いくらでやっていけるかを考えておけば、安心です。

うーん、僕は、5万円ではやっていく自信はありませんが、8万円なら、何とかやれそうです。住居費がない、つまり住宅ローンが終わっている前提での話ですが。

食費2万円。
水道光熱電気費等1.5万円
通信費1万円(多めに見積もっています)
ガソリン代等車輛維持費均等割り1万円
住宅維持費均等割り1万円(固定資産税と浄化槽維持費用)
小遣い1万円
予備費0.5万円

計8万円

医療費が計上されていませんが、今でも年間の医療費は、3割負担で、5000円行くか行かないくらいです。歯医者に行くぐらいです。

上記以外では、耐久消費財、たとえば、エアコンとか冷蔵庫とか、必需品が壊れたときの買い替えの費用は別途計上しなければなりません。

すると、月8万円×12か月で、96万円。

これがベースになり、プラス、耐久消費財用の費用を、多めに見て年間20万円とします。

これで、116万円ですね。ミニマムの試算なので、旅行などは行かない計算です。お金がなければ、近場をうろつけばいいのです。

どないでっしゃろ。こんなんで、やれますやろか。

まあ、これに色を付けて、120万円が、ミニマムの老後生活の年間予算です。

月にすると、10万円ですね。
と、すると、僕の場合、年金が、月7.5万円。あと2.5万円を何とかすればいいわけです。

東横イングループに資格を貸している実入りが、月1.5万円あるので、あと1万円を、何とかすれば、働かずに生きていけます。今現在、株の配当が、年間7万円ほどだと思うので、株式投資の腕をあげて、配当が年12万円になれば、月にして1万円なので、これで晴れて月10万円の収入になります。

その時点で多少の貯蓄があれば、その貯蓄は減らさずに、さらに日本株とアメリカ株(現時点で計300万円ほど、内訳は日本株240万円、アメリカ株60万円)これをそのまま維持できれば、さらに言えば、上乗せできれば、老後は何とか乗り切れるように思います。

ただ、アメリカ株は、2銘柄買って、どちらもその後下げていますので、今の資産はアメリカ株については60万円が、50万円になっています。まあ、長期保有なので、気長に持ち続けますが。

外国株にも挑戦することにしました

もちろん、先のことはわかりませんが、貯金や持ち株が減らなければ、心の余裕は維持できそうです。いや、できるようにしたいです。

引きこもり生活の合間に束の間の涼を得る

介護離職による早期リタイア生活と言えば、そうなのですが、このところ引きこもり生活気味だったので、役所に、健康保険料を払いに行ったついでに、黒山三滝に行ってきました。

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閉館した旅館 黒山鉱泉

温泉場はどこもそうなのですが、不景気による閉館が目立ちます。ましてや、鉱泉ではなおのことなのかもしれません。

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こちらの根っ子食堂はかろうじて営業中

さらに歩くこと10分ほどで、滝に到着。

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水不足でも、滝は健全でした

ゆっくりと散歩し、さわやかな風に吹かれました。

引きこもり生活で、冷房の風に当たってばかりだったので、やはり天然の風の気持ちよさは違います。

家に帰ってから、空がにわかに曇り、今は、雨が降り出しています。

貯金を取り崩して生きることに対する底なしの不安

仕事もしないでのんびり暮らしているのに、いったい何が問題なのか。すべてのアーリーリタイア組に言えるのは、貯金を取り崩して生きることに対する底なしの不安感や焦燥感である。

 

働かない人間にとって貯金はとても大切なものだが、アーリーリタイアすると、その貯金がどんどん切り崩されて減っていくだけになるのである。

 

明るく豊かな未来に向かうのではなく、暗く欠乏の未来に向かっているのが減っていく預金額で明確に見える。

 

働いていないのだから増えることはない。だから消費が恐怖になり、不安となっていくのだ。

 

アーリーリタイアは表面的には幸せに見えるのだが、資金が足りないアーリーリタイアの場合、精神的にどんどん追い込まれていくのである。

 

有名なS氏のブログからの引用記事ですが、早期リタイアして東南アジア諸国で暮らす人たちの困窮ぶりを題材にしてます。

 

かつてはリタイアの地として天国のように言われていた東南アジア諸国も、経済発展を遂げつつある今、決して暮らしやすい地ではなくなっているようです。

 

充分な資産と入念な計画がないのにアーリーリタイアに入ってしまう人は、次々と破綻していく人たちの姿をよく観察し、分析した方がいい。

 

資本主義の社会の中で「稼ぐのを止める」というのは、よほどの資産がない限りは許されない贅沢であると考えるべきだ。アーリーリタイアが許されるのは、だいたい以下の3点に当てはまる人ではないか。

 

1)使い切れないほどの莫大な資産を所有する人。

2)資産を減らさずに不労所得で生きられる人。

3)寿命から逆算して緻密な収支計画が立てられる人。

 

自分がそのどれかに当てはまっていないのであれば、どれかに当てはまるように資産構築を行っておかなければならない。資産が少ない中でアーリーリタイアをすればするほど、ちょっとしたことで人生計画が破綻する。

 

概ね、同意です。平凡人である僕は、(3)の「寿命から逆算して緻密な収支計画が立てられる人」というカテゴリーにかすかな希望を見出しています。

 

世にはびこる「老後に必要な資金」は、僕にとっては、ずいぶん高めに設定しているように思えます。そう思える理由は、僕が少ないお金で暮らせているからです。

 

経済は詰まるところ、足し算と引き算です。収入以上の支出をしていれば破たんしますが、収入以下で暮らしていれば、破たんはしません。

 

たったこれだけのことです。収支を把握し、自己のコントロール下における人であれば、少なくとも、いたずらに不安がることはありません。

モノを買わない(支出しない)と知恵が出る

昨日は池袋に行き、グルーポンで購入した整体のマッサージを受けに行ってきました。かつて新宿に勤めていた頃は、よくグルーポンを利用し、ウィンドサーフィンからサルサダンススクールまで、お得に活用していました。

ただ大半は飲食利用でしたが、2番目がマッサージで、いずれも定価の半分以下での利用でした。

昨日久しぶりに利用したグルーポンも、60分5000円のマッサージが、1280円でした。ただ、巷には、60分2980円のマッサージがあふれています。整体やマッサージも、競争が激しいようです。

マッサージは確かに気持ちが良いのですが、気づいたことがあります。自分でやるストレッチのほうが気持ちがいいということです。やっぱり他者に頼るのではなく、自分が何とかするのが一番です。

その後、東武スパイスで昼食、これも、東武カードのポイントでほぼ無料。そして、ジュンク堂で、読書。

例年、書籍代は年間、8万円前後は支出していたのですが、今年は、途中から本を買うのを控えました。すると、何とかなるものです。図書館にリクエストしたり、ちょっと待って予約を入れるだけで、たいがいの本は読めます。何も購入する必要はないのです。

本以外では、小さな家具ですが、無印良品で欲しくなり、迷ったのですが、やめました。やめて正解でした。後で考えると、必要がなかったのです。

衣類はもう何年も買っていませんが、それ以外でも、買わずに済むものは買わないほうが、生活の質が向上します。僕の場合、本だけは例外的に、買うことを自分に許していましたが、その本さえも、買わずに済ませたほうが、良いように思っています。

どうしても手元に置いておき、折に触れて読みたくなる本だけ所有するようにすれば、本棚に本があふれることもなくなります。

3度の引っ越しで、800冊の本を処分しましたが、まだ残っている本も順次処分し、マックス100冊に抑えたいと思っています。

今年もう一つ、買わずによかったものがあります。水を入れるダンベルです。欲しいと思ったのですが、思いとどまり、今はペットボトルの2リットルパックに水を入れて、ダンベル代わりにしています。重量を増やしたければ、ペットボトルをひもで結べばことが足ります。

お金を使わないことで、知恵が出るように思います。そのほうが賢くなるし、支出が減った分だけ、余剰金が増えますから良いことだらけです。

デイケアに行っている月曜日は貴重な家事の日

毎週月曜日は、母がデイケアに行く日なのですが、同時に僕にとっては、貴重な家事をこなす日でもあります。

母が家にいるとできない掃除というものがあり、それを集中して行うことができるからです。

我が家は1階には一部屋しかなく、そこに母が常駐しているため、一階の居室の清掃は母が不在のときしかできません。

また、居室続きのキッチンの清掃も、なるべく母がいないときに行うほうがはかどるのです。特にこの時期は、ゴキブリを滞在させないためにも、こまめな清掃は不可欠です。

今日は、母が午前8時40分に、デイケアのお迎えの車に乗った後、エアコンを切って、掃除を始めました。エアコンも、このところ休みなしで稼働し続けているため、母が留守中は停止させておきたいためです。

キッチンと居間の清掃に2時間かかりました。特にシンク下の引き出しに、ゴキブリの糞が点在していたため、かなり念入りに掃除しました。

その後家周りの草むしりをざっと行いました。これは先月、ガーデニングの会社を経営している僕の友人のところにお願いして、家裏とサイド一か所に赤砂利を敷き詰めてもらったので、いつもよりも楽な草むしりでした。あとは生垣の枝切りなどをして、作業を終えました。

母が帰ってくるのは12時過ぎです。この母が不在の月曜午前の3時間半は、最も集中して家事仕事が進みます。

以前は、月曜日が祝日と重なると、デイケアはお休みになっていましたが、近ごろは、他の曜日に振り替えてくれます。他の曜日でも何でも、週に1日は、集中して家事をする日がないと、はかどりません。

それと、月曜日は生協がたのんでいた食料品を届けてくれる日でもあります。生協は、母のボケ防止の意味もあり、もう4年以上続けています。多少お金はかかりますが、自分が欲しいものをカタログで見て注文するのが楽しいようです。

外国株にも挑戦することにしました

国内株ですが、最近なかなか買えません。

膠着状態というか、一進一退というか、変化がないのですね。たくさんの資産を株で保有している人は、配当という収入で暮らしている人もいます。

そういう人には関係ない話ですが、基本、キャピタルゲインを狙っている僕としては、配当収入だけでは、株式投資の魅力は薄いのです。

お金が増えてこその投資ですからね。

そこで、思い切って、外国株にも手を出してみることにしました。

まあ、外国株に手を出さなければ、思うようにお金が増えていかないのが、国内株式の状況でしょうか。

もちろん、メインは、日本株であることに変わりはないのですが、今年になってから、まだ4銘柄しか買っていません。

その4銘柄は財務状況が良く、将来性もあるので、買ったときよりも値を下げたら、ナンピンします。もちろん、少しくらいの下げではナンピンしませんが、ある程度の下げ幅であればナンピンし、取得単価を下げます。

逆張り男の僕としては、所有銘柄が上がるのは素直に嬉しいのですが、下がっても、買い増せるので嬉しいのです。

去年は、今の時期であれば、ニーサを使い切って、特定口座で買い増していました。

今は、去年仕込んだ銘柄を少しずつ利益確定させています。でも、今年の仕込みはいまいちなので、米国株も買うことにしたのです。

とはいっても、そんなに資金はないので、とりあえず、60万円だけドルに替えました。この60万円を、大切に育てます。

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