介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

2016年11月

サラリーマンがなぜ疲れるのかがわかりました

昨日は玉川上水で多摩モノレールノ一日乗車券を買い、秋の天気のいい日をぶらぶらしました。

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まずは多摩センターに行き、パルテノン大通りを通って、スタバでコーヒー。ドリップのトールなので少し飲んだだけでサブウェイでベジーデライトをテイクアウトして公園で朝食。

その後、京王永山までアップダウンのある道を歩きましたが、ここでかなりの体力を使ってしまい、当初の予定を大幅に変更しました。予定では、立川の「いきなりステーキ」でランチのはずでしたが、汗をかいたせいかビールが飲みたくなり、リンガーハットの生ビール290円の看板につられて、長崎ちゃんぽんとビールの早めの昼食に変更。

京王線に乗って多摩センターに戻り、再びモノレールで上北台へ。上北台は終点ですが、なんであんなところが終点に、と思うほど、何もないところです。

その後、高幡不動へ。紅葉が綺麗でした。
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当初の予定では高幡不動は最後で、高松から歩いてすぐの極地研究所がメインのはずでしたが、自分の体力の都合で変更。また休みたくなって、万願寺近くの夢庵へ。ランチは食べずに、ひたすらドリンクを飲んで水分を補給しました。

たとえ予定があっても、自分次第で自由に変えられるから、疲れても回復します。

ところがサラリーマン時代は、こうはいきませんでした。

自分の都合では動けないからです。しかも、指示や命令を受けることが多い。依頼が多い。それに対応するだけで疲れます。

起業家などで目を爛々とさせて生きている人がいますが、彼らは確かに仕事量も多いが自分のペースで生きています。だから疲れないのです。で、肉体的に疲れたらどっかりと休むのでしょう。

だけどサラリーマンは違います。基本、指示待ち症候群です。下手に動くと注意され、自主的に動かなくても注意されます。どっちにしてもストレスがたまるのです。

早期リタイア生活は、疲れたら予定変更です。

舎人ライナーや湘南モノレール、ゆりかもめ、多摩モノレールと、どうも僕は「モノ」レールが好きなようです。モノとは、英語で「一つ」を意味しますが、おひとり様の僕には合っていますね。


経済的に追い詰められると選択肢がなくなる

経済について思索することが多くなったこの頃ですが、今年1月に起きたスキーバスツアーの事故も、背景には経済的要因が横たわっています。

若者の気持ちからすれば、「限られたお金の中からの出費だから、一円でも安くスキー場に行きたい」という気持ちがあります。

今の学生は、僕たちの時代よりも、さらに金銭的な貧しさは進行しています。

一つには、学費の高騰が続いているからです。大学生のなかには自分で生活費や学費を工面している者もいるでしょう。

一方、運転手のほうに目を転じてみると、2人の運転手のうち、一人は50歳代後半、もう一人は60歳代の高齢者です。

夜間労働がいかに過酷であるかは、経験しないとわかりません。僕は、二つの会社で、24時間勤務を20年以上経験しているので、よくわかります。

夜行バスは深夜勤務になります。運転手は交代制にしても、深夜に働くということは、心身に大きな負担を与えます。若い頃は徹夜しても平気だった身体が、年を取ると徹夜が苦しくなるのです。

それでも、事故を起こした60代の運転手は、生きるために仕方なくハンドルを握っていたのです。背景にあるのは、年金支給額の低さにともなう生活困窮です。

結論を言えば、「経済的に追い詰められると選択肢がなくなる」ということです。選択肢がない人間は、常にストレスにさらされます。

解決策は2つです。

たくさん稼ぐ。
節約力を強化する。

たくさん稼げれば、節約などしなくてもよいでしょう。
稼げないのならば、節約力を磨くことです。

簡単な話で、これしかありません。この2つを同時にできる人は、加速度的に資産を積み上げて行けます。

まあ僕は、金を残して死にたくはないので、稼げるようになったらどんどん使いたいと思います。

雪景色とセンチメンタル

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昨日は関東でも雪が降り、僕の町も朝から雪が降りました。

早期リタイア生活のため、雪の中を通勤する必要はありません。窓の外に降る雪を見ながらジャズを聴き、ホットコーヒーを飲みながら新聞をゆっくりと読みました。

午後、雪景色の中を歩きたくなり、近くの公園まで散歩。上の写真は、その公園です。iPhoneで撮った写真ですが、最近では、デジカメよりもこちらのほうが使い勝手がよくなってしまいました。

iPhoneはいつも持ち歩いているため、撮りたいときに撮れるのがその理由です。

わが町の公園も、雪景色の中で見ると、まるで北海道でも旅をしているような気分になります。

雪の中を歩いていると、40年前に父と行った室蘭や伊達を思いだします。父は、十代で口減らしで奉公に出されました。その奉公先が親戚にあたる、北海道伊達市にある醤油工場でした。

実はその頃、昭和二十年前後、父が納めていた厚生年金が、忘れられた年金として、父の葬儀前に発覚し、このことは以前も書きましたが、200万円ほどのお金が思いがけなく振り込まれました。

預貯金の少ない我が家にとっては天の恵みのお金でした。父が若い頃に納めていた年金が、利息を伴って振り込まれ、それが葬儀費用として使われたのです。

父を思いだし、若い頃に付き合っていた彼女を思いだし、少しセンチメンタルな気分で雪の中を歩いていたら、不二家を目にして、急にケーキが食べたくなり、キャラメルポワールを二つ、母の分と自分の分を買いました。

スウィーツは普段あまり食べないのですが、甘いもの好きだった父が欲したのかもしれません。

早期リタイア生活は、散歩も好きなときにできるので、ありがたいです。

「睡眠時間は短いけれど、乗り切っている」という人は要注意

これは結果論にないますが、僕は、いいタイミングで会社を辞めることができたと考えています。

僕が長年勤めていた会社を辞めたのは、今年の2月のことですが、このブログでも何度か言及しているように、離職の理由は父の介護でした。

しかし同時に、僕自身の精神と体が限界に来ていたのです。その辺のことは、以前、以下の記事で書いています。

衰えの自覚と、早期リタイア

会社員生活に限界を感じていたときだけに、「父の介護」という大義名分は、僕にとっては、むしろありがたいくらいでした。最近読んだ記事で、以下のようなものがありました。

「睡眠時間は短いけれど、乗り切っている」という人は要注意だ。睡眠時間と睡眠の質には、強い相関関係があり、睡眠6時間未満の人は脳卒中や心筋梗塞を発症しやすいからだ。「睡眠のメカニズム」に、その答えはある。

 夜勤やシフト勤務の人は、午前中や昼間などに睡眠を取らなければならない。だが、人間には本来、「眠りやすい時間帯」と「寝つきが悪い時間帯」があり、特に朝10時頃と夜7時頃は眠りにつきにくい。しかも昼間はサーカディアンリズム(体内時計)の影響で寝たり起きたりする断続的な眠りとなりやすい。たとえ夜勤専従でも、眠りを促すホルモンであるメラトニンの分泌量が夜間より減少し、眠りにくくなる。

 さらに、夜勤は人間がもっとも眠い時間帯に起きて緊張しながら仕事をするため、「酒気帯び運転以上に危険」な状態を示す研究結果もある。


おそらく僕は、「無自覚の軽い鬱」だったのでしょう。定年までを目標に疲れた体と精神に鞭を打って頑張っていましたが、もう限界だったのだと思います。

父は今年の5月にすでに他界しましたが、父が僕の窮地を間接的な意味で救ってくれたのだと思っています。





本当に家賃は下がっていくのでしょうか

『 2015年よりも2016年に貸家の建設が大きく伸びているのは、日本銀行のマイナス金利政策によって、借金が以前よりも容易にできるようになったためです。

「トランプ大統領誕生」という新たな要素が加わったものの、長期金利のマイナスが常態化するなかで、銀行は今や普通の住宅ローンに比べ貸出金利が高めに設定しやすいアパート・マンション向けの融資を積極化しています。

その結果として、景気が停滞しているにもかかわらず、アパートやマンションの建設に行き過ぎ感が表れ始めているのです。

最も注意を払うべきは、貸家の需要が高まっていないのに対して、供給が増え続けているというところでしょう。人口減少社会に突入した日本では、すでに全国で820万戸の空き家があり、その半数超は貸家となっているのです。

これから本格的な人口減少社会が到来し、空き家が増え続けていくのは間違いないというのに、供給過多にある貸家の供給がさらに増え続けるという状況は、遅くとも10年後には、全国的に貸家の賃料が大きく値下がりすることを決定づけてしまっているといえるでしょう。』

東洋経済に掲載されていた記事ですが、おおむね同意です。都心のめちゃくちゃいい場所以外は、賃貸経営は難しくなっていくと思います。

僕は長年ビジネスホテルに勤務していましたが、建物を維持管理するためにはランニングコストというのがかかります。多くの人が見落としているのですが、これはイニシャルコストよりも大きかったりします。

そうした理由から、僕は大東建託の株などは高すぎると思っています。大東建託のビジネスモデルは、これからは通用しないでしょう。シノケンも、同様です。

これは逆に言うと、賃貸物件に住む人には有利です。無理して家やマンションを持たなくても、安い賃貸物件に住んだほうが、身軽でいいかもしれません。

それでも、僕は持ち家派です。やはり、老後を考えると、住むところだけは確保しておきたい、というのが正直なところです。マンションは売り払いましたが、一戸建てで正解です。管理費と修繕積立金がかからないのが、何と言っても戸建ての強みです。金がなければ、放置もアリですからね。

僕は電気工事士などの設備関係の資格を、ホテルの設備管理という仕事柄、所有しているので、たいがいのことは自分でできます。会社員時代はそれなりに大変でしたが、おかげさまでそれなりのスキルは身に付きました。

ホテルの維持管理に比べれば、戸建ての維持管理は容易です。会社員生活で得た、これは貴重な財産でもあります。


不動産投資でリスクをヘッジだそうです

一度国税局にひどい目にあっている与沢翼氏が、今は、当時よりもさらに稼いでいるようです。

「所有しているのは、リッツカールトンやハイアット、ウェスティンなど高級物件のみ。プレ・ビルド物件ばかりなのでまだ家賃収入はゼロですが、完成する来年、再来年からは、それぞれ利回り5~10%ほどで年間1億~2億円の家賃収入を想定しています」

こう述べていた与沢氏は、

「株やFXの短期トレードによる利益、ネット関連、不動産仲介など6つの収入源を持っています。この1年間で総額15億円の純利益をたった一人で稼ぎました。それをほぼ不動産に充てています」

とも、言っています。

このインタビューを見て僕が思ったのは、彼は、失敗からずいぶん学んでいる、ということです。

派手なブランディングと怪しい情報商材のイメージしかなかったのですが、痛い目にあってから、まともな稼ぎ方のほうに移行したのでしょうか。また、贅沢をし尽くしたので、もうそうしたことには興味はないそうです。

ウォーレン・バフェットも巨万の富を持ちながら、生活は極めて質素です。

「来年から思いっきりトレードを行うのですが、そもそも不動産投資は、そのリスクを取るためのヘッジの意味もある。持ち続ける限り、年収1億円くらいは最低維持できるので、少なくとも死ぬまで富裕層ではいられることになります。ただ、物件完成後は価格が上がるはず。いい買い手がいれば、転売も視野に入れています」

これも与沢氏の発言ですが、不動産投資でリスクをヘッジというと、160万円を元手に株式投資をスタートさせて、今は推定300億以上の資産を持つBNF氏を思いだしました。

彼も、商業ビルを買い、資産分散しています。

与沢氏もBNF氏も、ともにまだ30代。巨万の富を所有しながら、まだ十分若いというのが、羨ましいかぎりです。

経済力プラス若さ。これは、ものすごい可能性です。

住宅ローン破たんは他人事ではありません

30~40代の間で住宅ローンが払えなくなる人が増えている。

競売開始決定通知

坂本さんのもとに届いた「競売開始決定通知」

 坂本崇文さん(仮名・46歳)は13年前に自宅を購入。購入時の手取りは30万円で、妻も英会話講師をしており月収15万円ほどあったという。ボーナスを含め、世帯年収は600万円あり、旧公庫のゆとりローンとノンバンクで分割してローンを組んだ。

「しかし購入から3年後、会社の業績がどんどん悪化。正社員から業務委託という雇用形態になった。いわば自営業です。一気に減収しましたが、頑張ってローンを支払い続けた。でも……4年前に母が倒れたんです」

 脳梗塞だった。幸い一命は取り留めるも、リハビリをする母親のケアで、坂本さんは母親の排泄介助のため母の住む団地と職場を往復する日々に。あまりに負担が大きくグループホーム入居(月約7万円)を決めたが、これにより、公庫への返済が滞納してしまう。そしてついに昨年春、「このままだと債権がサービサーに行きますよ」という連絡が入った。

「現況報告をすると、担当は『溜まっている分を清算すればリスタートできる』と言ってくれた。ところがここで母が再入院することに。結局、債権はサービサーに移行し、任意売却か競売か一括返済の選択に迫られたんです」

 その後、信金に相談した坂本さんだったが、残債はノンバンクに200万円、公庫に2000万円、年金公庫に400万円あった。門前払いされたと同時に、サービサーからも連絡があり、「競売の申し立てをします」となった。

上記は、SPAの記事ですが、僕も住宅ローンがあるので、他人事ではありません。

ゆとりローンとノンバンクとは、また大変なところから借りてしまったものだと思います。

僕の場合は、地元の武蔵野銀行の変動金利ですが、今後金利が上昇する局面があれば、支払いは一気に増えます。住宅ローンを組んだのが、54歳と遅く、親の介護での自宅建て直しなので、やむを得なかったのですね。

当時住んでいたマンションが、売却損になってしまい、かろうじて残債を整理できただけで、引っ越し費用すら出ませんでした。

それから生活を建て直し、毎月15万円ずつ、給料の中から天引き貯金して、頭金を貯めました。頭金が少ないと、住宅ローンは返済が大変です。そのことはよくわかっていましたから、頑張りました。

親の介護と住宅ローン、職場での24時間勤務の過酷な労働、往復4時間の通勤時間。

妻も頼れる兄弟もいないおひとり様は、自分が折れたら終わりです。

折れずに踏ん張り、今に至っていますが、50代後半で子育て世代ではないため、何とか生き抜けそうです。

ところが、上記の記事のような40代での破たんは、非常に厳しいものがあります。まだ、人生にあきらめがつかない年齢でもあるでしょう。

50代も後半になってくれば、いろいろなものが諦められるので、ある意味楽なんですね。

疲労が蓄積すると健康な人でも鬱になる

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昨日は埼玉県民の日でした。フリー乗車券が470円で購入できます。

最寄り駅で乗車したのは始発でしたが、すでにかなりの人がホームにいました。大半が仕事に行く人たちです。中には僕のように県民の日のフリー切符を持ってという人がいるかもしれませんが、そうした人たちが動き出すのはもっと後の時間でしょう。

坂戸乗り換えで、小川町へ。小川町で、さらに、寄居行きに乗り換えました。寄居駅では降りずに、そのまま、その電車が始発になるのを待って、小川行に乗りました。

なんでそんなことをするのかというと、この時間、寄居に着いた時点ではすでに6時を過ぎていましたが、何人くらいの人が、電車に乗ってくるのか興味があったからです。ずいぶん田舎ですが、それでもかなりの人が乗り込んできました。

小川で、皆、池袋行きに乗り換えます。そしてかなりの人が森林公園で降り、森林公園始発の元町中華街行きに乗り換えます。僕も乗り換えました。最初の目的地が朝霞だったからです。池袋行きの急行だと、朝霞は止まりません。

朝霞のバーガーキングで、グルーポンチケットを使って食べ、そのあと、スタバで少し休んでから、朝霞を散策。

その後、上福岡の、ステーキ宮に行き、株主優待を使ってランチを食べ、川越へ。

この日は県民の日の開放デーで、川越城本丸御殿をはじめ、山崎家別邸など、多くの施設が無料で見られるからです。

川越市で下車して歩いて行ったのですが、大正ロマン夢通りにしても、菓子屋横丁にしても、また、無料開放の諸施設にしても、みな、北部に固まっています。駅としては、川越市から歩くのが一番近いのですが、まあそこそこの距離があります。

昨日はかなりの距離を歩き、最後は、川越駅2階の、大戸屋で鴨鍋定食を食べて帰ってきました。

一日歩き回ってくたくたで、夜10時前にベッドに。そして9時間半も寝てしまい、起きてからも、まだ寝たりなくて眠りました。午後も、さらに昼寝をして、疲れが取れた感じです。

そこでつくづく思ったのは、早期リタイア生活のため、疲れたら好きなだけ眠ることができ、十分寝て疲労が回復すれば、また、いろいろとやる気も出てきます。

しかし、サラリーマン時代は、そうはいきませんでした。疲れがたまっても回復しきらないうちにまた仕事に行く、ということを繰り返していました。だから慢性的に疲労し、慢性的に睡眠不足でした。

それが続くと、鬱になります。これは、生物学的生理学的真実です。多くのサラリーマンが、寝不足でしょう。また慢性疲労とストレスで、病人一歩手前だと思います。

疲労が蓄積すると、健康な人でも鬱になります。

昨日は歩きすぎて疲れがたまり、泥のように眠り、まだ眠くて今日も昼寝をしましたが、夕方の今は、だいぶ元気です。今後は、サラリーマンに戻ることはないので、いくら疲れても平気です。好きなだけ眠ればやがて回復しますからね。

50代おひとり様の貯金額

金融広報中央委員会による「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」では、金融資産(ここでは貯蓄とする)を保有していない一人暮らし世帯は47.6%。約5割が「貯蓄ゼロ」ということになる。一人暮らしの約5割の人が貯蓄できていないというのは、本当だということがわかる。

次に、年代別ではどうだろうか。同調査の結果では、20代で62.6%、30代で45.3%、40代で44.9%、50代で43.5%、60代では34.9%が貯蓄をしていない。軒並み高い水準だが、20代では特に割合が大きい。また、老後が近づく50代、60代でも貯蓄をしていない人は少ないとは言えない。

上記はZUU onlineニュースからの引用ですが、50代の貯金額も記載されています。

 50代…平均1941万円、中央値965万円

平均値と中央値が違うのは、高額貯金者が平均額を押し上げるからですね。だから、中央値で見るべきだという意見が主流になり、今では、中央値も記載されているようです。

こうした記事を見るたびに思うのは、貯金額っていったい何を指すのだろうということです。例えば、仮に貯金が1000万円あったとしても、住宅ローンが1200万円あったら、その貯金というのは、どういう位置づけになるのでしょうか。

住宅ローンなどの負債がなくて、純粋な貯金が、1000万円あるのならば、それは本当の貯金額です。

9月の同窓会で会った友人が、退職金で住宅ローンの残債を払うと言っていました。彼は公務員でそれなりに退職金は出るのだと思いますが、それを使って住宅ローンは完済できても、まだ、年金をもらうまでには、5年あります。その間の収入を確保しなければ、ならないでしょう。

やはり、継続的にキャッシュを生み出すシステムを作らないといけません。少額でもいいのです。数種類の収入の流れを作っておくことが、これからはますます重要になってくるように思います。

欲望についての考察

今日は、朝から冷たい雨。

会社員だったころ、片道2時間の通勤は、特に雨の日は苦痛でした。こんな日は会社員をやめて良かったと思います。

今日は、欲望について考えてみました。

まず考えられるのが、食欲性欲睡眠欲などの、本能に根差した欲望です。食欲は、健康なので普通にあり、食事のたびに喜びを感じています。性欲は、年齢とともに希薄になっています。睡眠欲は、今は好きな時に寝られる環境にあるので、これは完ぺきに満たされています。

会社員時代、一番つらいのは、朝、起きるときでした。5時半に、目覚ましをかけていましたが、無理やり起こされるたびに、好きなだけ寝ていられたら幸せだろうな、と思ったものです。

職場も、24時間勤務で、3時間ほどしか仮眠が取れず、睡眠欲は、満たされない状態でした。

そう考えると、今、本能に根差した欲求はおおむね満たされています。妻がいないため、セックスの相手はいませんが、所帯を持っている僕の友人の大半が、セックスレスだというので、大差はありません。

そうすると、他に何か欲望はあるかと考えると、あまり思い当たりません。

衣食住の観点から見ると、まず、衣服は長いこと買っていませんが、かなり処分したにもかかわらず、まだ着まわせないほど所有しています。今後、衣服を買うことはあるのだろうかと思うほどです。

食は、先ほども言いましたが、たいてい何を食べてもおいしく、満足しています。

住は、父の介護の必要から実家を建て直して今住んでいるので、大変満足しています。

本能的欲求も満たされ、衣食住も満たされているということは、もう十分ではないでしょうか。

小欲知足、という言葉があります。小欲知足とは、少ないもので満足できる心の余裕です。他に何か欲望があるかと考えると、旅行には行きたいと思いますが、人並み以上に旅行は行っていると思うので、これも満たされています。

あとは、所有している株が上がればうれしいとか、そういうのはありますが、これはもうなりゆきに任せるしかないので、自分がどうこうできることではありません。

いろいろ考えても、今は大変満足していて、ありがたいかぎりです。

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