東京オリンピック後は、「現役世代1.8人で1人の高齢者を支える」という状況になります。

この現象は加速していくらしく、2050年には、現役世代1.2人で1人の高齢者を支えることになるようです。

これでは、肩車ですね。

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実際は肩車はできないので、おんぶになりそうです。

年金積立金も取り崩しが続いていますが、枯渇するのも時間の問題でしょう。

僕は、安倍政権は基本的には支持していますが、公的年金の運用で国内株式に投資する比率が増えているのが気がかりではあります。大丈夫なのでしょうかね。

僕は50代のおひとり様ですが、さらに下の世代のことを考えると、気の毒に思えてきます。

僕自身、65歳から年金がもらえるかどうか、やや不安なところがあるのですから、もっと若い世代ではそもそも年金受給そのものを疑っている人が多いでしょう。

しかし、老後までに資産形成ができなければ、やはり年金に頼らざるを得ません。生活保護に逃げ切るという奥の手は、だんだん使えなくなってくると思います。

その証拠が、年金支給条件の緩和です。25年を10年に下げたのは、生活保護に逃げ込まずに、少ない年金でやりくりせよという暗黙の意思表示に思えて仕方がありません。

老人の定義を変更し、75歳からが老人であるということにすれば、そこから平均寿命までの年金支払いならば、何とかなるかもしれません。

しかしそれでは、75歳まで働かされることになります。

うーん、今すでに年金をもらっている人は、それだけで、勝ち組なのかもしれません。今すでに年金をもらっている人の支給を止めることはできないでしょう。

しかし、これからもらう人の年金支給を遅らせたり、減額することは、可能だと思います。と言うか、そうするしか打つ手はないように思われます。

僕の場合は、今の法律が変更されなければ、一応、65歳からもらえる年金ですが、どうなるのでしょうか。

じわりじわりと、支給年齢を引き上げていくのでしょうか。国民が年金に限らず将来を不安に思っているうちは、財布のひもは緩みそうにありません。