このお彼岸での、墓参りを機に、いろいろと考えることがありました。

母が死んだのは、僕が高校2年のときで、修学旅行から帰ってきた後でした。すでに病院に入院しており、重篤ではありました。

母が死んだのは、51歳。

一人息子を残して、死んで行くその気持ちを推し量ると、本当につらいものがあります。死んでも死にきれない、という心境だったでしょう。

僕はすでに、当時の母の年齢を超え、50代おひとり様として、生きていますが、子供がいないので、子供と死に別れるという体験は、そもそもできません。

僕は自分の人生に、まったく後悔というものはないので、幸せです。今は、静かに、心穏やかに生きていければ、それでじゅうぶんです。

今の母は、父の再婚相手ですが、この3月で、87になりました。その母は、まだ要介護にはなっていないので、今のうちに、できるだけ、旅行に連れて行きたいと思っています。

僕が16のときに、死んだ実母のことを考えることは、久しぶりでしたが、それが引き金となり、子供の頃のことをいろいろと思いだすようになりました。

そして、小学校の頃、みんなからいじめられていた子がいて、その子の気持ちなども考えるようになりました。どんな気持ちで、毎日学校に来ていたのだろう、と。

幸い、その子は自殺したりはしなかったので、良かったのですが、昔は今ほど人権が確立されていなかったので、教師も一緒になって、いじめていた部分もありました。

死んでも死にきれなかったであろう母のことを思いながら、今こうして生きている命を、大切にしたいと思っています。