介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

「おひとり様」を楽しめることの自由と豊かさ



世の中には、

孤独を楽しめる人と、

楽しめない人がいます。


孤独を楽しめない人は、

孤独によって得られる自由よりも、

寂しさのほうを、

より感じてしまうからなのかもしれません。 


ただ、

考えてみて欲しいのですが、

どんなに仲の良い夫婦でも、

いずれ、

別れの時が来ます。


おしどり夫婦の相方がいなくなった時、

そのダメージは計り知れません。


愛着が強ければ強いほど、

苦しみや寂しさも、

より強くなるわけですからね。


人間ばかりではありません。

ペットとの別れもそう。


家族の一員であったワンコやニャンコ、

あるいはそれ以外のウサギでもハムスターでも、

カメなどの爬虫類でも、

そこにいた存在がいなくなった時、

その欠落感は、

その対象への愛着、

あるいは、

依存度で変わります。


仏教では、

これを、

愛別離苦

と言います。


世の中には、

親よりも先に、

この世を去る子供もいます。


やっと授かった一人っ子が、

早逝することもあります。


僕の弟も、

生まれてすぐに、

死にました。


母体を助けるために、

予定よりも早く、

帝王切開したからだそうです。


親であれ子であれ、

夫婦であれ兄弟であれ、

他者との別れは必定です。

IMG_0204

つまり、

人は、

究極には一人であり、

咳をしても一人

なのです。


だからその、

一人の状態を、

楽しめるか否かは、

きわめて重要です。


人生の明暗を分けるほどに重要です。


「おひとりさま」を楽しめる人は、

それだけで、

とても自由で、

豊かなのだと、

思っています。




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家康と司馬懿の共通点は時を待つ力



「どうする家康」も、

いよいよ佳境を迎えていますね。

好きな武将は?

と訊かれて、

信長や秀吉を挙げる人は多いのですが、

僕は、

二十代の頃から家康びいき。


司馬懿が好きになったのは、

ずっと後ですが、

家康と似ているなあ、

と思っています。


どちらも、

次の時代の礎を築いた人。

そしてどちらも、

耐え忍びの人。

IMG_6211

結果だけを見ると、

安易な思考をする人は、

二人とも、

ただの簒奪者に見えるでしょうね。


家康は豊臣政権を簒奪し、

司馬懿は魏王朝を簒奪した、と。


まあ、微妙な違いとしては、

家康は自身が目の黒いうちに後世に道筋を付けましたが、

司馬懿の場合はそこまでには至らず。


僕が注目するのは両者の最晩年。


「どうする家康」では、

まさにこれからがその最晩年。

今日の放送から最終回までが、

まさにそれにあたります。


家康も司馬懿も、

慎重の上にも慎重を期す用心深い性格。


僕は自分自身が50歳になるまで、

軽佻浮薄な人間だっただけに、

この二人の生き方に惹かれるのでしょうね。


二人の共通点は、

忍耐強さの他に、

時を待つ力があるということ。


多くの才ある者が、

時を待てずに自滅していく中、

この二人には、

時流を読み切る力がありました。


これは、

少才には及ばぬことで、

この点においては、

信長も秀吉も、

小物のそしりは免れますまい。


そしてまた、

二人に共通するのは、

機を見るに敏、であること。


司馬懿は、

動かないときは岩のように動かず、

ここぞというときは電光石火で事を成しました。


とりわけ最晩年の、

ボケ老人を装って相手を欺き、

曹爽一派の一瞬のスキを突いて都を制圧した時は、

まさに鬼神の働き。


徳川家康と司馬懿。


二人から学ぶことは、

今まさに晩年を生きる僕にとっても、

計り知れません。



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